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(回答先: 崇福寺放火 26歳僧りょ逮捕 容疑で県警 「人間関係でうっ積」 (西日本新聞) 投稿者 シジミ 日時 2005 年 5 月 21 日 21:13:00)
隠寮などが焼失した崇福寺の焼け跡=20日、福岡市博多区
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/morning_news002.html
名刹(めいさつ)に火を放ったのは、住み込みの修行僧だった。福岡市博多区の崇福寺放火事件で、福岡県警は二十日夜、二十六歳の僧侶を逮捕した。「うっせきが積もり積もって」。そう供述した僧侶。格式高い禅寺でいったい何があったのか。県警は捜査本部を設置し、全容解明に乗り出した。
逮捕された永田秀明容疑者(26)は十一人の僧侶のリーダーで、他の僧侶を指導する立場だった。
崇福寺は、禅宗・臨済宗の大徳寺派では九州で唯一道場を持つ「臨済宗の拠点のひとつ」(寺関係者)。格式が高く、修行の厳しさでも知られている。
関係者によると、修行僧は午前三時ごろ起床。その後、三十―四十分おきの休憩を挟んで座禅や住職との「禅問答」を繰り返す。午後四時ごろ、精進料理の夕食をとった後、座禅に浸る。午後九時ごろには一日の修行は終了するが、「夜座」と呼ばれる自主的な修行も深夜まで行われる。放火は、この夜座の最中に起きた。
僧侶のなかで主に対外的な窓口となる「知客(しか)」と呼ばれ、僧侶の指導的立場でもあった永田容疑者。出火当時は自ら一一九番通報したほか、詰めかけた報道陣にも丁寧に対応する姿も目撃されている。僧侶のひとりは「本当にまじめで気の優しい男だった。信じられない。事件後は体調を崩して病院にも通っていた…」と信じられない表情。
笠井正弘・福岡医健専門学校学科長(宗教学)は「禅宗は、他宗派と違い『人間が仏になれるとする一方で、仏の思想は同世代で一人しか受け継げない』と教える。仏教のなかでも最も厳しいとされる修行と相まって、危うい人間関係が生まれやすい環境はある」と指摘している。