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□TBSのコラム盗用、執筆は部長…3紙から計17件も [読売新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050511-00000214-yom-soci
TBSのコラム盗用、執筆は部長…3紙から計17件も
TBSの公式ホームページ(HP)のコラム「DUGOUT(ダッグアウト)」が読売新聞のコラムを盗用した問題で、TBSは11日、盗用は本紙の記事やコラム計5件のほか、毎日新聞11件、朝日新聞1件の計17件に上っていることを明らかにした。
さらに、盗用したコラムの執筆者は当初説明していた外部のフリーライターではなく、TBSの編成制作本部スポーツ局企画渉外部の担当部長(47)だったことも公表した。TBSは同日夜、記者会見し、盗用について改めて謝罪するとともに、担当部長の処分を検討するとした。
盗用問題は10日、読売新聞の指摘で発覚。その際、TBS広報部は「30代前半の男性フリーライターが盗用した」と説明し、同ライターとの契約を打ち切ったことを明らかにしていた。
しかし、11日午後9時半過ぎから東京・赤坂の本社で会見した昆(こん)洋隆・広報部長は、問題のすべてのコラムの執筆者は「DUGOUT」コーナーの責任者である担当部長で、フリーライターに対し、「君が執筆したことにしてくれ」と依頼していたことなどの社内調査結果を公表した。
その上で約40人の報道陣を前に、「記事の盗用というあるまじきことを繰り返し行い、しかも当初は、自らの責任を転嫁する虚偽の説明を行っていたことは、誠に遺憾なことで、今後、厳正に対処する」と述べて謝罪した。
また、担当部長は「ほかに2件盗用したかも知れない」と話していることを明らかにし、さらに調査を進める方針を示した。
担当部長は読売、毎日、朝日の各新聞の記事やコラムから、段落ごと引用して一部表現を変えるなどしていた。
盗用の動機について、昆部長は「本人は以前、スポーツの現場で番組制作をしていたが、本社勤務に変わり、話題に乏しくなって盗用してしまったと話している」と説明した。
TBSによると、同コラムは2001年3月、公式HPに「スポーツ」コーナーが開設された際に始まり、これまでに計137本が掲載された。担当部長は同コーナーを1人で管理し、数本を除くほとんどすべてを自分で執筆していた。
(読売新聞) - 5月11日23時33分更新