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尼崎脱線事故:先頭車両が数十M飛び、マンションに激突
兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、快速電車の先頭車両が脱線直後に
線路脇の敷石(バラスト)の上を飛んで、マンションに突っ込んでいったことが2日、
国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調べでわかった。時速100キロ超で
右カーブに入り、ほぼそのままの猛スピードで脱線した衝撃で先頭車両が浮き上がり、
左に傾いた状態で空中を数十メートル滑空したとみられる。先頭車両はモーター付き
の2、3両目より6〜9トン軽く、押し出された可能性もあり、事故車両について
詳しい調査を進める。
また、現場付近に先頭車両の車軸が落ちているのが見つかった。
脱線時の衝撃で外れたのかどうか調べている。
事故調によると、マンションの約57メートル手前の枕木に最初の脱線痕があり、
その先の枕木3〜4本にも痕跡が残っていた。先頭車両はこの付近で脱線したが、
枕木の外側にある敷石などに車両が滑走した痕跡は確認されていない。
一方、マンション直前の地面には車両が通った形跡があった。
先頭車両の乗客は「突然車体が外側に傾き、浮き上がったように感じ、
マンションが目の前に近づいてきた」などと話しており、滑空を裏付ける証言とみている。
一方、快速電車の5両目と7両目から回収したモニター制御装置の記録で、脱線直前
の速度が時速108キロだったことが2日、県警尼崎東署捜査本部の調べで分かった。
速度は非常ブレーキが作動した5秒前から、記録されるようになっている。捜査本部は
事故当日の先月25日に5両目、28日に7両目から装置を回収し、解析を進めていた。
毎日新聞 2005年5月3日 3時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050503k0000m040122000c.html