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(回答先: 「片輪走行」示す擦過痕 30メートル【Yomiuri.5.1】 投稿者 木田貴常 日時 2005 年 5 月 02 日 21:33:31)
急ブレーキ + 片輪走行 カーブ外側へ強い力
http://www.yomiuri.co.jp/features/dassen/200505/da20050502_01.htm
尼崎脱線事故専門家分析
兵庫県尼崎市のJR福知山線事故は、速度超過でカーブに進入した快速電車の内側車輪が浮き上がり、片輪走行となったことが判明しているが、急ブレーキがかかった状態で片輪走行をすると、車体をカーブ外側に強く押し出す力が働くことが1日、鉄道工学の専門家の解析で明らかになった。
国土交通省航空・鉄道事故調査委員会でも、特異な「転覆脱線」をもたらした原因として、急ブレーキが車両に与えた影響を極めて重視しており、今後、詳細な分析を進める方針だ。
事故調などの調べでは、車両は制限速度の時速70キロを上回る100キロ以上で現場カーブに進入。内側の車輪が浮いた片輪走行状態になり、マンションに激突していた。
事故車両は非常ブレーキがかかった状態で片輪走行していたが、電車が片輪だけで走るような異常事態は想定外で、ブレーキが車両に及ぼす影響は知られていなかった。
今回、独立行政法人の交通安全環境研究所(東京・調布市)の松本陽・交通システム研究領域長が解析したところ、右カーブの片輪走行で急ブレーキをかけると、車両左側だけに制動力が働くため、車両を反時計回りに回転させ、カーブ外側に強く押し出す力が生じることが分かった。
( 2005年5月2日 読売新聞 無断転載禁止)