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http://www.sponichi.co.jp/society/news/2005/04/29/02.html
JR西日本 ミス運転士に屈辱指導
JR福知山線で起きた脱線事故を受けて、JR総連の四茂野修副委員長や現役運転士らが28日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で会見を行い、「事故はJR西日本の高圧的な職場管理の結果」と訴えた。
JR西日本ではミスを犯した職員には「日勤教育」と称して再教育が行われており、罵声(ばせい)を浴びせられながらリポートを書かせたり、草むしりなどをさせるという。運転歴13年以上の運転士は、7年前に18メートルのオーバーランをした時の体験を証言。罰として廊下に立たされる児童のように、駅のホームに制服姿で立たされた上、電車が入線するたび運転士に「ご苦労さま」「気をつけて行ってください」と声を掛けさせられた。「相手の運転士に不思議そうな表情で見られた。屈辱的でつらい日々だった」という。
1カ月経過後、上司に「今度ミスしたらどうするのか?」と聞かれた際、何も答えずにいると「日勤教育」が継続され、3カ月後に「今後何かあったらハンドルを置くような気持ちで運転する」と反省すると、復帰できた。脱線事故を起こした高見運転士も過去に日勤教育を経験しており、四茂野副委員長は「事故直前にオーバーランしたため、日勤教育の恐怖が正常な判断力を奪ったのだろう」と指摘した。
[ 2005年04月29日付 紙面記事 ]
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