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愛知・知多の一家心中 村田容疑者「弟と殺した」
愛知県知多市つつじが丘一の団地一室で四日夜、子どもを含む男女六人の遺体が見つかった事件で、腹などに刺し傷を負って重傷の同市つつじが丘三、会社役員村田幹夫容疑者(46)が「(死亡した)弟と一緒に家族を殺した」と話していたことが分かった。村田容疑者の傷の具合から、犯行が発見時より一−二日以上前である可能性があることも判明した。
県警捜査一課と知多署は、村田容疑者が弟とともに親族を殺害し、自殺を図った無理心中事件と断定。捜査本部を設置し、村田容疑者の回復を待って事情を聴き、殺人容疑で逮捕する。弟については村田容疑者の供述の裏付けを得た上で、被疑者死亡のまま殺人容疑で書類送検する方針。
村田容疑者の父、稔さん(74)と、長男である村田容疑者と弟は家族ぐるみで鉄工所を経営していた。借金があったとの情報もあり、捜査本部で確認を急いでいる。
調べでは、死亡していたのは、稔さん、母キヌエさん(74)、妻綾子さん(38)、つつじが丘小六年の長女奈穂さん(11)、同小四年の長男賢哉君(9つ)、弟の豊晴さん(44)=同市つつじが丘三=の六人。稔さんら五人は絞殺とみられ、豊晴さんには数カ所の刺し傷があった。
村田容疑者は犯行後の四日夜に自ら一一〇番通報。その際「自分と弟の二人で五人の首を絞めて殺した。自殺を図ったが弟は死んで自分は死にきれなかった」と話していた。
台所のテーブルには親族あての遺書があった。両容疑者のどちらかが五人を殺害後に書いたとみられ、犯行をわびる内容だった。五人の遺体はそれぞれ整然と寝かされ、布団が掛けられていた。
村田容疑者の腹部の傷は深さ十−十五センチの刺し傷で、首の左右、左手首にも切り傷があったが、命に別条はないという。傷口は化膿して炎症があり、発見時より一−二日前についた傷とみられる。稔さんら五人の遺体も死後からある程度時間が経過しているといい、犯行時期を調べている。
稔さん夫妻は現場となった団地に居住。村田容疑者は妻子と近くのアパートに住み、その階上の部屋に豊晴さんが住んでいた。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20050405/eve_____sya_____011.shtml