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(回答先: Re: 夜 投稿者 はまち 日時 2005 年 2 月 24 日 22:32:02)
そうですか、もう、はまちさんのなかでは、ウソになってるんですか。
結局、何もないんですね。「体験を裏付けるような書物があり、事件が起こる」一般には、こういう思考プロセスは、思い込みと言いませんか?膨大な情報の中から、自分の思いに沿う内容を取捨選択して読んだはずですし、事件というのはいろんな風に憶測できるでしょう。根拠になるものではありません。
女性の云々、pornoを引き合いに出す、物見遊山と決め付ける、ことへの不快の念が先に立ったら相手の言うことが見えなくなる、そうならないよう努めたつもりです。
でも、二つほど、気になりました。
1、沢山の人が亡くなった歴史と、pornoを同列に並べて論じる。質的に異なるものを、いっしょに比較しています。
2、可能性は自分の思う以上に幾つもありますから、情報が無い時は即断しない方が間違いを犯しません。個人の小さなことで申し訳ありませんが、医療視察の旅に行ったんです。(アウシュビッツ強制収容所はコースに入っていませんでしたが。)でも悲しかったです。
個人の話は笑い話で済みますが、歴史に対してはどうでしょう。
そうだ、私に関しては、判ったことがあります。殆ど何も知らない今の私は、コロホーストがウソかホントか、ガス室がなかったかもしれない、という話を聞くより、すでに今までに伝えられてきた被害とはどのようなものだったかを知るべきだ、それが先だということです。
私は、ナチスによるユダヤ人政策、コロホースト、強制収容所といった言葉を、断片的に知ってはいたものの、それだけ。小学生のころ見た古いモノクロ写真、人間が棒切れみたいになって埋められていく写真を見ても、理解を超えていた。「日記」は読んでも、以後それ以上に知る努力は払わなかった。ナチスドイツの罪に関して、次に触れたのは、阿修羅へ来てから、それもいきなり、「ガス室はなかった(!)」です。なんじゃこりゃ?と思っても、繰り返し繰り返し現れる同様の投稿に、少しは本当の事も書いてあるのかも知れない、と思い出したとき、他の方の投稿で、助けていただきました。
これ程簡単に、少し位は本当なんだろうかと思ってしまったのは、これが多数の国に跨り、どれだけ大きな被害や影響、背景をもった出来事だったか、私の頭になかったことが大きい。言い尽くされたはずの過去だとしても、知っていなければ、枝葉末節にこだわった文献学風のやりあいに巻き込まれてしまう。過去の人たちが記録に残した被害の記録を省みないと、犯罪性を徐々に削り取ろうとする人々が実際に目の前に現れても、易々と乗ってしまう。日本より余程、厳格に過去の加害責任を明らかにしてきたドイツでの出来事すら、60年経つと、事実か事実でなかったかと言う話になりかねないことを、改めて思い知らされました。今だからこそ、知らなければならないのでしょう、そこで流れた血や涙を。それを忘れてしまうと、話すべき内容が何か分らなくなって、言葉遊びにすら陥ってしまう。
「夜」は読んでみます。ありがとうございました。