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(回答先: <台風14号>カトリーナより暴風域広く 東京も対策急ぐ(毎日新聞) 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 9 月 06 日 11:05:04)
台風14号九州南部に上陸へ 宮崎で9人行方不明
朝日新聞 2005年09月06日10時54分
http://www.asahi.com/national/update/0906/TKY200509060091.html
(写真 増水した大淀川の堤防に土嚢(どのう)を積み重ねる消防団員ら=6日午前9時すぎ、宮崎市吾妻町で)
大型で強い台風14号は6日午前、鹿児島県串木野市の西の海上を時速25キロで北上、九州全域が風速25メートル以上の暴風域に入った。宮崎県によると、椎葉村で土砂崩れなどで9人が行方不明になった。九州管区警察局の午前6時現在のまとめでは、管内の被害は重傷1人、軽傷7人、床上浸水7棟、床下浸水85棟となっている。また、同11時現在、約9万2000世帯、約21万3000人に避難指示・避難勧告が出された。宮崎市では市中心部を流れる大淀川の堤防が決壊する恐れが出たため、住民に避難指示を出し、宮崎県が自衛隊に災害派遣を要請した。
宮崎県危機管理局によると、椎葉村上椎葉地区で、土砂崩れによって住宅4〜5戸が埋まり、計3人が行方不明になっているという。同村内では土石流も発生しており、近辺の6人も所在がわからない状態という。
宮崎地方気象台によると午前10時現在、3日午前9時からの降り始めからの総雨量が南郷村で1216ミリ、えびの市で1059ミリに達するなど、1000ミリを超す記録的な大雨になっている。
宮崎市の大淀川では観測地点の一部で、国が150年に1回の洪水を想定した計画高水位を超えた。市は6日午前2時15分、大淀川下流域の9477世帯2万1483人に避難指示を出した。
宮崎県内では午前6時までに、宮崎市など1市2町で約3万4000人に避難指示を、都城市など19市町村で約8万3000人に避難勧告を出した。
また、同県高岡町小山田で5日夕、瓜田川がはんらんして地域一帯が冠水、住民約50人が自宅に取り残された。県警や消防のほか、自衛隊が救出作業に当たっている。同町によると、けが人などはないという。
気象庁によると、台風は6日午前9時現在、串木野市の南西約40キロにあり、中心気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル。暴風域は北東側280キロ、南西側240キロに達している。風速15メートル以上の強風域は東側800キロ、西側750キロに及んでいる。
最大瞬間風速は6日午前4時34分に鹿児島県・種子島で59.2メートルを観測、鹿児島市でも5日午後9時7分に48.4メートルの暴風が吹いた。
台風は北海道付近にある高気圧の影響で速度が遅く、九州・山口地方は長時間にわたって強い風雨に見舞われる見込み。8日までは大潮の期間にあたるため、6日午後の満潮時は高潮の危険が高い。
今後、7日6時までの24時間に予想される雨量は、大分県600ミリ、熊本、山口各県500ミリ、福岡県300ミリ、長崎県250ミリ、佐賀県200ミリ。1時間に60ミリから90ミリの激しい雨が降る恐れがある。
◇ ◇
台風14号の影響で6日の空の便は、九州、四国方面の発着便を中心に欠航が相次いでいる。
午前9時現在、日本航空は同日夜までの国内線計227便と、福岡空港発着の国際線計10便の欠航を決めた。また、全日空は正午過ぎまでの計145便、日本エアコミューターは計128便、日本トランスオーシャン航空は計9便が欠航する見込み。