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(回答先: 宮崎市で竜巻、鹿児島では強風で女性転倒…台風14号(読売新聞) 投稿者 熊野孤道 日時 2005 年 9 月 05 日 22:08:55)
Yahoo!ニュースからhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050906-00000023-mai-sociより引用
<台風14号>カトリーナより暴風域広く 東京も対策急ぐ
非常に強い勢力を保ったまま北上を続けている台風14号。九州南部に近づいた5日夜になってもスピードは上がらず、自転車並みの速さで進んでいるのが大きな特徴だ。米国で大きな被害を出したハリケーン「カトリーナ」より暴風域が広く、進路にあたる地方では長時間にわたって暴風雨が続く恐れがある。4日夜記録的な大雨に見舞われた東京でも、接近に備えて対策に追われている。
気象庁によると、カトリーナは最盛期の中心気圧902ヘクトパスカル、最大風速60メートルで、台風14号より勢力が強かった。しかし、風速25メートル以上の暴風半径は140〜200キロで、260〜300キロに達している台風14号の方が大きい。気象衛星の画像で比べても、台風14号の方が雲が大きく広がっており、油断できない台風であることが分かる。
台風の接近に備え、東京都は、杉並区の環状7号線の地下にある大規模な調節池(トンネル延長4・5キロ)の排水作業を急ピッチで進めている。地下調節池は、大雨が降った場合に神田川から取水して貯留できる施設。4日夜の豪雨で貯留能力54万トンのうち約40万トンも取水したためだ。
雨が小降りになった5日午前2時20分から、都は2基のポンプを使って排水を始めたが、1時間あたり6000トンの排水が限界で、完全に水を抜くには2〜3日かかるという。都河川部の担当者は「台風14号が接近する7日までには、なんとか間に合わせたいが……」と話す。
また、都内の河川は、1時間に50ミリの降雨量に耐えられるよう護岸整備を進めているが、整備が終わっているのは、04年度末で60%程度。1年間あたり1%にも満たない進ちょく率という。
4日夜の集中豪雨で妙正寺川の護岸が決壊した中野区上高田では、5日も周辺住民に対し避難勧告が出されたままで、9人が地域センターで夜を過ごした。護岸の復旧も、地盤が緩んでいるために応急の仮設工事しかできず、本格工事は台風通過後になる見通しで、引き続き、警戒態勢を強いられる。
554棟が床上浸水した杉並区でも荻窪、西荻窪の区民センターに11人が避難したままだ。区水防本部の職員は「台風の進路次第で再び豪雨も予想される。長丁場になりそうだ」と話した。【川上晃弘、大槻英二、猪飼順】
(毎日新聞) - 9月6日10時17分更新