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(回答先: 地震学者が示唆「数カ月後に本命」 (スポニチ) 投稿者 どん兵衛 日時 2005 年 8 月 17 日 11:59:18)
崩れ落ちた天井がプールを覆い、お盆休みでにぎわう場内は悲鳴につつまれた=16日午後、仙台市泉区
16日午前11時46分ごろ、宮城県南部で震度6弱の地震が発生した。震源は、同県沖の牡鹿半島の東南東80キロ付近で、深さ約20キロ。地震の規模はマグニチュード(M)7・2と推定され、宮城県沖では平成15年以降、3度目のM6・4以上の大地震となった。7月23日には東京でも震度5強の揺れがあったばかり。地震予知研究者は「再び首都圏を強い地震が襲う可能性は高い」と警鐘を鳴らしている。
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夏休みやお盆を過ごす市民の平和な1日を、突然の地震がめちゃくちゃにした。仙台市内では「ゴーッ」という地鳴りの後に、大きな横揺れ。スーパーでは棚から商品が次々と落ち、室内プールでは天井のパネルが落ち子供らがけがをする事故も発生。東北新幹線が全面ストップするなど、交通も大混乱に陥った。
今回の震源は、死者28人、負傷者1万人以上の惨事となった昭和53年6月のM7・4の宮城県沖地震の震源付近。政府の地震調査委員会は今年1月、宮城県沖で今後30年以内に新たに大きな地震が起きる可能性について「99%」と予測した。27年前もその年の2月にM6・7の余震が起きており、今後、より大規模な“本震”が発生する恐れもある。
気象庁によると、16日午後9時現在の有感余震は10回を数え、気象庁地震火山部の関田康雄地震情報企画官は「今後1カ月程度は余震に注意が必要で、最大震度5弱程度の余震がある可能性がある」との見方を示した。
全国的に見ても、地震が頻発している。平成15年以降、M6・4以上の大地震は、今回のものを含めて6度発生。首都圏でも7月23日に千葉県北西部を震源とするM6・0の地震が起き、東京で震度5強を記録。気になるのは、近い将来に首都圏を襲うと予想されている大地震だ。
東京大学地震研究所の佐藤比呂志教授(50)は「今回の地震が首都圏を襲う大地震の余震である可能性も否定できない」と指摘する。阪神大震災以降の約5年間、M6・4級の地震は発生していなかったが、「実は阪神大震災以降、日本周辺の地震活動は活動期に入った」。関東地方については「研究では今後30年に70%の割合でM7級の地震が起きる」と推測されるという。
また、地震発生直後に倒壊家屋の調査のため宮城県入りした防災・危機管理ジャーナリストでまちづくり計画研究所の渡辺実所長(54)は「関東やほかの地方に住む人も、今回の地震を他人事と考えないでほしい」と現場から警告、個人で防災意識を持つ重要性を強調した。
最近の主な国内の大地震
年月日 地震名 震度 M 被害
7・1・17 阪神大震災 7 7.3 死者6433人
12・10・6 鳥取県西部地震 6強 7.3 負傷100人以上
13・3・24 芸予地震 6弱 6.7 死者2人
15・5・26 三陸南地震 6弱 7.1 負傷100人以上
7・26 宮城県連続地震 6強 6.4 負傷600人以上
9・26 十勝沖地震 6弱 8.0 負傷800人以上
16・10・23 新潟県中越地震 7 6.8 死者40人以上
17・3・20 福岡県西方沖地震 6弱 7.0 死者1人
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200508/sha2005081701.html