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http://www.nishinippon.co.jp/news/2005/0320jishin/index.html
二十日午前六時十一分ごろ、九州北部の広い範囲で強い地震があり、福岡市博多区、中央区、南区、早良区、福岡県春日市、新宮町、碓井町で震度5強を記録した。福岡管区気象台によると、震源地は福岡市東区の志賀島北部沿岸で、震源の深さは一四キロ、地震の規模はマグニチュード(M)5・8と推定される。三月二十日の福岡沖地震の最大の余震。福岡県警によると、県内の地震による負傷者は午後一時現在、重傷四人を含め三十四人。佐賀県でも一人重傷。福岡都市圏を中心に交通が大幅に乱れ、通勤・通学に影響が出た。福岡市によると、市内で八十七人が自主的に公民館などに避難、玄界島(西区)では傾いていた民家一棟が倒壊、五、六カ所でがけ崩れが確認された。新宮町・相島でも約三十人が島内の漁村センターに自主避難した。
管区気象台によると、今回の震源は福岡沖地震(M7・0)の震源から南東に約一五キロ離れた余震域。本震よりも陸地に近かったため、マグニチュードの割に震度が大きくなったとみられる。気象庁の「推計震度分布図」では、博多港付近は震度6弱と推計される。
竹内新・管区気象台地震情報官は「余震域の最南東で起きた。本震でずれた断層を修正しようとする力が働いたようだ」と説明。今後、これより南で余震が起きる可能性は極めて少ないといい、気象庁も「地震活動の新たなステージが始まったわけではない。基本的に地震の回数は少なくなっており、活動の減少傾向に変わりはない」としている。同庁によると、震度5弱程度となるM5・5以上の余震の発生確率は10%未満という。
また、午前六時二十二分ごろには福岡市西区玄界島、福岡県前原市、志摩町で震度4を記録。午前九時九分ごろにも福岡市や福岡県久留米市、福津市で震度4を記録するなど、余震が相次いだ。 余震による福岡市内の避難状況は次の通り(午前九時半現在、市災害対策本部まとめ)。
中央区=六カ所二十六人▽博多区=一カ所四人▽東区=六カ所二十人▽南区=三カ所十二人▽城南区=一カ所二人▽早良区=二カ所十人▽西区=四カ所十三人。
[2005/04/20]