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(回答先: 昨年のスマトラ地震、M9・3だった…観測史上2番目(読売新聞) ― 米研究グループ 投稿者 シジミ 日時 2005 年 3 月 31 日 23:31:16)
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/sumatra/news/20050405ddm003040069000c.html
◇断層は上下に、最大39・3メートル
インド洋に大津波をもたらした昨年末のスマトラ沖大地震の規模は、直後に推定されたマグニチュード(M)9・0の約4倍となるM9・4だったとの研究結果を八木勇治・筑波大助教授(地震学)がまとめた。地下の断層は上下方向に最大で39・3メートルもずれていたことも分かった。断層のずれは過去最大規模とされた1960年のチリ地震(M9・5)を上回り、マグニチュードも同地震に次いで史上2番目となる。東京都内で開いた日本地震工学会の調査報告会で4日、発表した。
八木助教授は3月まで研究員をしていた建築研究所で、世界21カ所で観測された地震波から、地震を起こした断層の動きを解析した。
一般的な解析では、P波と呼ばれる最初に伝わる波を使うが、八木助教授は地表で反射して遅れて伝わる「PP波」も取り入れて解析した。
その結果、断層の長さは1200キロ以上に達しており、毎秒2・5キロの速さで北方向に破壊が進んだことが分かった。ずれが最大だったのは破壊が始まった地点から北約600キロの場所だった。
死者5700人を出したチリ地震では、断層のずれは約30メートルとされている。
八木助教授は「昨年末の地震は史上まれにみる規模で、従来の手法では実態がよく分からなかった。PP波を解析に加えることで、断層の破壊過程をとらえることができた」と話している。【去石信一】
毎日新聞 2005年4月5日 東京朝刊