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(回答先: 阪神大震災１０年：経済評論家・内橋克人さん[毎日新聞]復興予算措置2兆7600億円中、生活支援費６％台 投稿者 なるほど 日時 2005 年 1 月 18 日 07:31:34)
映画の一場面。震災発生当時の神戸市長田区の大国公園
◇復興する街、克明に−−神戸・長田で定点観測的に撮影
◇大阪、宝塚で初の劇場公開−−１５〜２１日
阪神大震災後に街が復興していく姿を記録したドキュメンタリー「阪神大震災 再生の日々を生きる」（青池憲司監督）が１５日から２１日まで、大阪・九条のシネ・ヌーヴォ（０６・６５８２・１４１６）と兵庫・宝塚のシネ・ピピア（０７９７・８７・３５６５）で同時上映される。両館の支配人、景山理さん（５０）が「震災を忘れず語り継ぐため、震災１０年の節目に上映したい」と企画した。作品の劇場公開は初めて。
神戸市長田区野田北部で震災直後から４年３カ月にわたり、街並みやコミュニティーの再生の様子を定点観測的に撮影した作品。撮影終了後に青池監督は「記憶のための連作『野田北部・鷹取の人びと』全１４部」として発表したが、今回上映するのは総集編として新たに２時間３６分にまとめた作品。震災後、野田北部の住民が災害に強い街を作り上げようと話し合いを重ね、街並みと人のつながりが復興していく姿がつぶさに記録されている。
景山さんは「街はきれいになったが復興には終わりがない。まだ見たくない映像かもしれないが、映画館で復興への思いを共有してほしい」と話している。
両館とも連日午前１０時からの１回上映。一般８００円、高校生以下５００円。【出水奈美】
毎日新聞 2005年1月14日 大阪夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/20050114ddf018200025000c.html
真の復興めざし各地でさまざまな動き
満10年を迎えた阪神・淡路大震災。1月17日前後、各地でさまざまな行事が行なわれた。神戸市長田区では「災害列島を居住福祉国へ」のタイトルで集会が開かれた。
「安心できる住宅こそ真の福祉国家」と訴える神戸大学名誉教授の早川和男さんは「金持ちだけが頑丈な家で命が助かるという、貧困な住宅政策から多くの犠牲者が出た。まさに住宅災害だったんです。自宅から遠く離れた復興住宅に集められた被災者を見た国連の関係者は、『軍隊にでも運ばれたのか』と驚いていた。被災した地域に被災者を戻すのが復興です」と訴えた。
「公的援助法実現ネットワーク」の中島絢子代表も「『長田区などは新しい住民が来て復興した』というのは嘘。中小企業に対しても融資という支援しかないので、ケミカルシューズ会社などはまったく復活できず、地域は深刻なままです」と語った。
西宮市で被災した作家の小田実さんは「米国はロサンゼルス地震で、400万円を被災者個人に渡す支援を行なった。阪神大震災では個人への公的支援はまったくなかった。天災を人災に変えないために税金を払っているのに、行政はデタラメやっている」と話した。
新潟県山古志村の長島忠美村長は「村のインフラすべてが破壊され、一時的にせよ、全村民避難は苦渋の決断だった。これから全員が戻れるようにしたい。全員戻ることが復興であり、真の文化のはずです」と話した。
宝塚市の「シネ・ピピア」では、震災で全焼した長田区のＪＲ鷹取駅南東「野田北部」の区画整理事業をめぐる復興への動きを、震災直後から5年にわたって映画監督の青池憲司さん（63歳）が追ったドキュメンタリー『阪神大震災 再生の日々を生きる』の上映会が開かれている。
15日、上映後に壇上に現れた青池さんは「集会や会合など、人の集まりを中心に追った。10年だからではなく、こうしたものを定点観測で追って行きたい」と話していた。
西宮市では15日朝から、中村賢一郎さんら市民有志の「フェニックス・ひのくち」などのメンバーが、阪急電車西宮北口駅周辺の震災関連のモニュメントや、5人の児童が犠牲になった西宮市立樋ノ口小学校などを巡るメモリーウォークを行なった。
（ジャーナリスト 粟野仁雄）
http://www.kinyobi.co.jp/KTools/antena_pt?v=vol541
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。