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(回答先: Re: ご感想の気になったところ 投稿者 はまち 日時 2005 年 2 月 25 日 00:10:47)
はまちさん、こんにちは。
> 国境を越えたとき、商品名にオリジナルを使わない。というのは、そこらじゅうにあります。
その通りですね。
> 青酸ガスzyklonが英語圏でcycloneとして通用しても別にいいのでは?
そうですね、Zyklon-Bをアメリカで売ることにでもなれば名前を変えた方がいいでしょうね。「Zyklon-B」のままでは売れないでしょうから。
私の文章の趣旨は、「もし西岡氏がヘスの告白録等の資料をオリジナルのドイツ語から忠実に引用したのなら、ドイツでの商品名「Zyklon-B」を「サイクロンB」と表記することはなかっただろう、だから彼はオリジナルの資料から直接引用したのではないだろう」、というだけのことです。ただそれだけです。
> <窒素と酸素は分離している、化合物じゃないんだから>
> せっかく化学を語っておられるのですから、言葉尻を採るようですが、お許しを。
> 空気とは、混合気体ですから、窒素、酸素、そして、いちばん重たい二酸化炭素、
> ちょとしかありませんが、アルゴンが分離した状態で存在しています。
> だから富士山へ登ると酸素が薄くなります。
う〜ん。申し訳ないけど、何をおっしゃりたいのか、よくわかりません。もし、おっしゃりたいことが「窒素と酸素は分離している、化合物じゃないんだから」ということでしたら、まあ、そのくらいは「あたりまえ」ということではないでしょうか。
また「混合気体だから富士山へ登ると酸素が薄くなる」という理屈もよくわかりません。空気組成の比率は、成層圏(地上50kmくらい)までなら、あまり変わらないそうです(オゾンは別にして)。ですから富士山頂でも、窒素と酸素の比率は低地とほとんど変わりません。ですから、高い山で酸素が少ないのは空気が全体として薄くなる(富士山頂では低地の2/3弱)ためで、混合気体かどうかということとは関係ないと思います。
> これは、逆もなりたちます。ざるがないとき、粉体物質の分離は、
> その物質の重量の違いを利用して、振動を与え、分離を促進させます。
ざるがないとき? 竹で編んだざるのことですか? ざるがあるときでも、それを使って酸素と窒素を分離できるとは思えませんが・・・。固体と気体を同じに扱えないのは当然のことです。
何をおっしゃりたいのか、よく理解できませんが、もし人為的に気体を分離できるということを言いたいのであれば、それはその通りです。分離膜や吸着剤を使って、酸素と窒素を分離する装置は売られているし、ウラン化合物の気体を遠心分離機で高速に回して、遠心力で分離する例もあります。しかし、それは特殊な装置を使えば、ということで、部屋の中の青酸ガスの挙動とは関係ありません。
> 仮にも拡散エネルギーの方がつよく、空気と混合が進んだら、
> 折角の青酸ガスの効力、落ちますよ。
落ちますよ、と言われても、これは自然現象ですから勝手に拡散します。拡散して薄くなっても濃度が致死量を越えていれば人は死にます。
> 空気より軽かろうが重かろうが、酸素以外の気体が充満したら酸欠になります
「充満」という言葉を100%その気体だけで満たされている状態をさして言っているのであればその通りですね。しかし「充満」という言葉は、そういう意味だけで使われるのではありません。何かが部屋全体に広がっていて、それにより何らかの効果を及ぼしていれば「充満している」と言うことがあります。部屋中に煙が広がっている状態を「煙が充満している」と言うし、例えば一酸化炭素は、濃度1%くらいで人が即死するらしいですから、部屋の中の一酸化炭素濃度がどこで測っても致死量を越える1%くらいになっていれば、「その部屋には一酸化炭素が充満している」と言うことがあります。
一酸化炭素は非常に毒性の強いガスです。安全のためにも、ぜひ調べておかれることをお勧めします。
参考:「一酸化炭素中毒のお話 即死もあり得る一酸化炭素中毒」
http://www.fujitv.co.jp/jp/kurashi/kurashi/j161.htm
西岡氏も、はまちさんも、あまり気体の拡散を信じてらっしゃらないようですね。それならば、しばらく閉めきってあった部屋に入る時には、念のため匍匐(ほふく)前進でお入りになられてはどうでしょうか。酸素は窒素より重いですから部屋の上の方は酸欠になっているかもしれませんから。