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(回答先: IMF報告書:最後の警告 (Nevada経済速報4月6日) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 4 月 06 日 11:44:04)
IMF専務理事:世界経済の不均衡拡大、最大の懸念は米経常赤字 (ブルームバーグ)
4月6日(ブルームバーグ):国際通貨基金(IMF)のラト専務理事は6日、ワシントンのジョージタウン大学で講演し、世界経済は成長の不均衡が著しくなっており、このままでは貿易不均衡が拡大するリスクがあるとして、政策当局者に速やかな行動を訴えた。
講演テキストによるとラト専務理事は、「世界経済の成長はこれまでよりも均衡を欠いている。世界経済はその成長を米国と中国に不当に依存している」と述べた。さらに、「世界全体の4分の1近くを占める欧州と日本の経済成長率は、期待に届いていない」と指摘し、これが世界的な不均衡是正を困難にしていると付け加えた
ラト専務理事は最大の懸念要因として過去最大に膨らんだ米国の経常赤字を挙げ、ドルが下げ続け、ドル建て資産の魅力が薄れるなか、経常赤字の補てんが危ぶまれると述べた。2004年第3四半期の米経常赤字は過去最大の1647億ドルに拡大した。
ラト専務理事は、「米国のインフレ期待の高まり、もしくは米証券に対する需要の減少などで金利が急激に上昇した場合、景気拡大にマイナスの影響を及ぼし、引いてはエマージングマーケット(新興市場)国が資金を調達する際の条件悪化につながる」と警告した。そのうえで、「こうした状況を考慮すると、米金融当局が現在確約している金融緩和の解除を慎重ペースで進めて行くとの姿勢は、当面のところ妥当といえる」と述べた。
原油価格については、高騰は需要拡大を反映している部分もあるため、これまでのところ、その影響は「管理可能」な程度にとどまっているとも語った。
ラト専務理事は、「米資産に対する需要は無限ではない」と述べ、「資本の流入が急激に減少する、あるいは逆流するような事態になれば、通貨と資本市場に深刻な結果をもたらしかねない。最近になって中央銀行が保有する外貨準備が多様化される可能性が取りざたされているが、これに対する市場の反応をみると、こうしたリスクをあらためて認識せざるを得ない」と語った。
同専務理事はまた、中国など外国為替の固定相場制を敷いているアジア諸国は、より柔軟性の高い為替制度に移行すべきだと述べた。
原題: IMF's De Rato Says Economic Growth Is Becoming More Lopsided(抜粋) {NXTW NSN IEJA0F1A74E9 }
[ 2005年4月7日2時33分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/market/story.html?q=07bloombergarvTPVbAvNMU&cat=10