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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu91.htm
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北尾氏の「論語とソロバン」それは、精神と技術両面から、
長年徹底的に自分を鍛えてきたという強固な基盤がある
2005年3月29日 火曜日
◆北尾吉孝氏「ブレないキャリア」 All About 角田正隆
http://allabout.co.jp/career/careerplanning/closeup/CU20050327A/index.htm
先日金曜日、突如としてフジテレビの筆頭株主に躍り出た「ソフトバンク・インベストメント」。
同社CEO 北尾 吉孝 氏は、どんな相手にも動じない“腹の据わった”人物である。
昨年7月、北尾氏にインタビュー取材したガイドが、たった数年で、一大金融帝国を築き上げた豪腕・北尾氏のキャリアを語る。
大物の風格
昨年7月、ガイドはこちらのインタビュー取材で、ソフトバンク・ファイナンス北尾吉孝CEOを取材した。ガイドも数多くのインタビュー取材をこなしているつもりだが、その中でも飛びぬけて存在感のある人物。「金融界の大物、かくあるべきか」と思ったものだ。
5年で一大金融帝国を築く
北尾氏は大学卒業後、野村證券に入社。法人向けの金融部門を歩み、40代前半で同社部長にスピード昇進。その後ソフトバンクに移り、孫社長のもとでCFO(最高財務責任者)を務め、ソフトバンクのM&A戦略を財務面から支えた。
北尾氏のすごさは“番頭”に留まらないところにある。ソフトバンクの財務部門を分離独立させ、「ソフトバンク・ファイナンス・グループ」を結成。護送船団方式で守られてきた日本の金融業界の中で、積極的にインターネットを取り入れ、同グループを5年で55人から1200人規模の一大金融帝国に育て上げた。
強力な人心掌握力
ソフトバンク・グループに詳しい人は、孫社長の懐刀時代から北尾氏は、同社に転職した野村出身者を中心に「北尾一家」を形成。その結束力は「鉄の絆よりも強固」だったと述懐する。
人の惹きつけるカリスマ、大物のオーラの源に迫りたい。
中国古典を愛読
神戸の商家に生まれた北尾氏は、父親の影響を受けて幼少時代から中国古典に親しんでいた。氏のコメントに漢詩の引用が多いのはそのためだ。それが氏の精神的な支柱になっており、決して揺らぐことはない。
だから、どんな切り口で北尾氏に立ち向かおうとしても、なかなか歯が立たない。先日の記者会見をみていても、質問に立った記者が突っ込んだ質問をしても軽く“一蹴”されていた。氏のインタビュー記事などを読むと、この“一蹴”という表現がよく使われる。
コンピューターでいえばOS(基本ソフト)に、中国の古典思想がしみこんでいる氏に、トリッキーな質問で動揺を誘おうとしても難しい。ウィンドウズはウィンドウズ、マックはマックだ。それは中国政府幹部と会談する際、言葉が分からなくてもお互い理解できるほど脳裏に沁み込んでいる、という。
この精神性が、大物のオーラを醸し出すのだ
ビジネス感覚
精神修行は若いうちから鍛錬していたとはいえ、それだけでは宗教家であってビジネスは勝ち残れない。北尾氏はビジネス感覚にも優れ、日本の企業財務のパイオニア的な存在でもあるのだ。
かつて日本の企業財務は、銀行からの借り入れが優勢だった。そのため企業が大胆なアクションを起こそうにも、銀行がブレーキをかけてくるため自由な企業活動が行なえなかった。
北尾氏はソフトバンクの旺盛な資金需要に応えるため、銀行を介さずに社債を発行して資金調達する道を切り開いた。
『評論家が書いたものを実務経験者が読むと、さまざまなヒントや考え方を得ることができます。だから僕も週に2、3冊は本を読んで勉強し、仕事に取り入れるよう工夫しています。』(同上)
北尾氏は毎朝5時に起床、そのまま金融・経済に関する論文を読み始める。そうした生活を何十年も続けている。弛まない努力から生まれた、斬新な財務手法に周囲の人間は厚い信頼を寄せるのだ。
論語とソロバン
北尾氏は「論語とソロバン」という言葉を好む。これは、「日本資本主義の父」渋沢栄一氏が唱えた言葉で、高い倫理観とビジネスセンスをあわせ持てという意味。北尾氏はまさにそれを実践しているのだ。
『(北尾氏が自社の社員として)求める人物像として「誠心・誠意・誠実」の精神に加え、“腹が据わっている人”というのが意外だった。スポーツでも勉強でもどんな分野であっても一生懸命取り組んで自分を鍛え上げてきた人物は、多少のことでは右往左往しない。』(同上・角田コメント部分)
これは求める人物像というより、北尾氏が自身について語っているように聞こえる。精神鍛錬を積む、スキルを磨く、そのどちらももちろん大切だが、“徹底的に”極めることで、精神やスキルが高まるのはもちろん、それが強い自信となり、“腹が据わる”のだろう。
自信を持って「NO」と言え
その大物の片鱗は、新人時代にその一端を見せていた。
『(新人時代から自分の意見を主張して)先輩諸氏からは「生意気だ」と反感を買っていたかもしれませんし、まだ若かったので間違ったこともあったかもしれません。それでも、僕は自分の主義、主張、立場を常に明確にしてきました。』(同上)
猛者ぞろいの野村證券の中で、新人北尾氏は動じなかったのだ。
日本有数のカリスマ経営者、孫正義社長に対しても、言うべきことは言う北尾氏の姿勢は変わらない。
『CEOが間違ったことをしていると思ったら、それを止めるのがCFOの役目なのです。ソフトバンクの場合、孫社長は頭の切れる経営者ですから、止める方も生半可な知識と胆力では止めることはできません。』(同上)
これもまた伝聞で恐縮だが、孫社長の近くで仕事をしたことがある人に話を聞くと、孫氏が一度「これだ!」と決めてからの、スピードとパワーは圧倒的だという。それは、Yahoo!BBやおとくラインの件からも明らかだろう。
それを止めにかかろうというのだから、北尾氏の胆力も生半可ではないのだ。それは、精神と技術両面から、長年徹底的に自分を鍛えてきたという強固な基盤があるからなせる業。とにかく何でもいいと思う。徹底的にやり込むことで、それが自信に繋がるのである。
全日本国民の注目が集る「ライブドア vs フジテレビ」。人間同士のぶつかり合いという面から、本コーナーでも取り上げてゆきたい。
北尾 吉孝氏 プロフィール
1951年兵庫県生まれ。74年慶大卒、同年野村證券。78年ケンブリッジ大卒。ニューヨーク拠点、事業法人部などを経て、95年ソフトバンク常務。99年ソフトバンク・ファイナンス代表取締役CEO。著書に「『価値創造』の経営」(東洋経済新報社)、「人物をつくる 真の経営者に求められるもの」(PHP研究所)など。
◆堀江会談ドタキャン、北尾にビビッた?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050329-00000006-nks-ent
ライブドア堀江貴文社長(32)がソフトバンク・インベストメント(SBI)の北尾吉孝最高経営責任者(CEO=54)との会談をドタキャンした。会談は堀江氏側が申し入れ、28日に行われる予定だったが、当日午前になって堀江氏側が中止を申し入れた。「実力者」北尾氏からの過激な挑発などで、ライブドアが警戒感を強めたとみられる。直前まで二転三転するなど、堀江氏と幹部らの間で意見が分裂したとの見方も浮上している。
SBIはこの日昼前「先方(ライブドア)の都合により会談のキャンセル申し入れがあった」と公表。「午前中、先方の秘書から(北尾氏の)秘書に申し入れがあった。もともと先方から申し入れがあった話なのに、また先方からキャンセルしたという話です」と説明した。
あまりの二転三転ぶりに、ライブドア内部の意見分裂説も出ている。SBIがフジテレビ筆頭株主になった翌日の25日、堀江氏側から北尾氏に対し「会談したい」と申し入れた。だが27日にはライブドア熊谷史人取締役(27)が「(会談は)99%ない」と否定。28日午前になってライブドア関係者が「午後にも会談」と明かしたが、結局実現しなかった。
ドタバタの背後には、ライブドア側の北尾氏に対する警戒感がある。M&A(企業合併・買収)で圧倒的キャリアを持つ北尾氏は「大人の解決法がある。解決の知恵を持っている」と仲介役をにおわす一方「訴えるなら私を敵に回すことになる。(堀江氏が勝つのは)99%に9をいくつつけていいか分からないくらい、ない」などと自信満々に挑発してきた。また「衆人環視での会談は不利」(ライブドア関係者)との思惑が働いた面もあるとみられる。
ライブドアは今後、フジとの協議をメーンに解決法を探る構えだが、ドタキャンに怒った北尾氏が、堀江氏を「敵」と位置づける可能性もある。堀江氏は28日朝、TBSの情報番組で「限られているが、対抗策はある」と発言。同日夜には、報道陣に対し「今のところ(北尾氏と)会うつもりはない」と語った。
会談が実現していたら、2人が会うのは03年11月以来2回目だった。その時の互いの印象について、北尾氏はテレビで「はっきり覚えてないなあ。印象に残らなかったから」と眼中にない様子。一方、堀江氏は当時のネット日記で「ユニークなアイデアを拝聴したりする。さすが、野村アメリカで北尾天皇と言われただけのことはあるな」と書いていた。
ライブドアでは会談中止について「理由はコメントできない」としているが、海千山千の北尾氏の術中にすでにはまっている可能性も出てきた。
(日刊スポーツ) - 3月29日9時53分更新
(私のコメント)
SBIの北尾社長とライブドアの堀江社長とでは大分人間の器量が違うようで、堀江社長はビビって逃げ出してしまった。ニッポン放送の子会社化もどういうわけか当面はしないようだ。北尾氏と堀江氏は明らかに面識はあるし裏でつるんでいるのかもしれない。しかし役者としては北尾氏は堀江氏よりも一枚も二枚も上であり、ホリエモンはいっぺんに影が薄くなってしまった。
チンピラヤクザがフジテレビを脅していたら、ヤクザの親分が仲介に出てきたということですが、フジテレビの会長もチンピラがビビッタところで事態を収拾したいところだ。ホリエモンは、このまま買収を突き進めば自滅するのは明らかだし、手を引くのなら遅すぎることになってしまうのではないか。
リーマン・ブラザーズから調達した800億のCBは株に全部転換されたとしても、それ以外から借りた数百億もの借金はライブドアの株が担保になっているのだろう。さらには利子だってかさんでくるからライブドアの株が暴落すれば再起不能の事態におい込められる。リーマンにしても300円台で売っておいて100円台で買い戻してさやを抜くかもしれない。
この時点でSBIの北尾社長の意図がどういうものなのか分からないと今後の展開が読めませんが、ソフトバンクの孫会長とはどういう関係なのか、これも裏でつるんでいることも十分に計算しておかなければならない。今のところ発言の内容をどこまで信用していいのかわかりませんが、人物像まで分析しないとまるで分からなくなる。
ソフトバンクの孫会長は決断も素早く事業を延ばしてきましたが、強引な手法が世間の反発を食らって撤退を余儀なくされるケースが増えている。イメージアップにプロ野球団のオーナーになりましたが、露骨過ぎるやり方も反発を招きやすいだろう。しかし友好的に事業を拡大するには時間もかかる。
その為には北尾社長みたいに大芝居を打って、古くからの業界人に恩を売って信用を得ることも必要ではないのかと思う。長い目で見れば孫会長のやり方よりも北尾社長のやり方のほうが成功するのではないかと思う。経済界にしても狭い社会だから、大きくなるためには業界の仁義も守らなければ業界の総反発を食らって大きくなれない。
しかし大人しくしていたら出世も出来ないから、一芝居打つ必要もある。名前を売るということではホリエモンは最後で躓いたし、北尾社長が話題をかっさらって行った。ソフトバンクは過去の汚名が祟って孫会長はじっと見守るしかない。フジテレビの日枝会長もこのままでは北尾氏に軒を貸して母屋を取られるかもしれない。
全ては裏では全てつるんでいるのかもしれませんが、最後に笑うものは誰なのか。大物になるためにはチンピラヤクザをビビらせる迫力も必要だし、頭の切れる孫会長を出し抜く計算高さも必要だ。さらには業界から信用されることも大切だから仁義も必要だ。戦国武将はこの全てを持っていないと天下を統一できませんでしたが、その為にはホリエモンのようなチンピラヤクザが暴れてくれないと親分の出番がなくなる。
◆男を下げたホリエモン
ミミ ヽヽヽヽリリノノノノ
ミ ,,、,、,、,、,、,、,、、 彡 ・・・・・・・。
l i''" i彡 今日は会いたくない。
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l ノ( 、_, )ヽ | 告げると、ガチャ切りされたらしいが・・・。
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