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(回答先: ニッポン放送買収の天王山 東京高裁、週内に決定へ (共同通信) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 3 月 20 日 19:43:29)
退職社員受け入れ検討
ニッポン放送買収されれば
ライブドアがニッポン放送の経営権を握った場合、それを嫌気して退職した同放送の社員の受け入れを、フジテレビジョンはじめフジサンケイグループの企業が検討していることが十九日、分かった。大量の退職者が出れば、ニッポン放送の業務に支障をきたす可能性もあり、敵対的買収をかける相手に価値を失った企業を渡す「焦土作戦」の一環となりうる。ライブドアは厳しい対応を迫られることになりそうだ。
■フジサンケイグループ 『焦土作戦』の一環に
ニッポン放送がライブドアの傘下に入るのを防ぐには、フジに対する新株予約権の発行が必要となる。
だが、来週にも決定を下すとみられる東京高裁が、予約権発行を差し止めた先の東京地裁の判断を踏襲した場合、約八十のフジサンケイグループ各社は、ニッポン放送の退職社員の受け入れを具体的に検討する。
放送とインターネットの融合を目指すライブドアのニッポン放送支配に対し、同放送は全二百三十八人のうち二百十七人が今月三日、開局以来初の社員総会を開き、「ライブドアの経営参画に反対する」という声明を発表。
「リスナー(聴取者)に対する愛情が全く感じられない」とライブドアの堀江貴文社長に批判を強めており、ライブドアが経営権を掌握した場合、多数の社員が辞めるとみられる。
一方で労働組合がない同放送では、「いちご会」という三十代以下の若手社員の組織が労組を結成。ライブドアへの対決姿勢を鮮明にするとともに、ライブドアの傘下に入った後の雇用確保や労働条件の維持を訴える動きもある。
フジサンケイグループ内では、同放送が保有するポニーキャニオン株56%をフジに売却し、フジの子会社とすることも検討。優良企業であるポニーキャニオンが、同放送の連結対象から外れればライブドアにとって痛手となる。
同放送の幹部社員が多数やめれば、業務に大きな打撃を与えるのは確実。フジサンケイグループは雇用の受け皿を用意することで、社員の自発的退職を促す作戦に出ているとの見方もある。
■ライブドアとフジ役員が会談
ニッポン放送の経営権争奪戦を展開しているフジテレビジョンとライブドアの提携をめぐり、両社の役員が会談していたことが十九日、明らかになった。提携問題で役員同士が協議するのは初めて。ライブドア側は、同社の堀江貴文社長と、フジテレビの日枝久会長のトップ会談を提案したが、フジ側は「時期尚早」として難色を示した。
関係者によると、十八日までに担当役員が直接会った。ライブドアが一貫してフジテレビ側に要請していた協議がようやく実現した格好だが「両社の意見の隔たりは大きく話し合いは物別れに終わった」(関係者)もよう。
ライブドアは、インターネットと放送の両事業を融合させることで企業価値を高めることができると主張。二社が事業提携すれば、互いにメリットがあるとして、フジテレビに全面的な業務提携を持ち掛けた。
これに対し、フジ側は既にネット事業の展開を始めており、提携によるメリットは考えにくい、と全面提携については、否定的考えを示したとみられる。
ライブドアは、ニッポン放送との将来的な経営統合にも言及したが、フジは「賛同できない」と、経営統合は強く拒否したもようだ。次回の協議日程は決まらなかった。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20050319/eve_____kei_____000.shtml