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ニッポン放送買収の天王山 東京高裁、週内に決定へ (共同通信)
ニッポン放送によるフジテレビジョンへの新株予約権発行をめぐる仮処分申請で、東京高裁は地裁が命じた発行差し止めについて週内に判断を下す見通しだ。3月末の株主名簿確定を控え新株が発行できるかどうかに高裁の決定が大きく影響を与えるため、買収劇の勝敗の行方を事実上決定付ける天王山となる。
高裁が発行差し止めを命じた東京地裁決定を支持した場合、既に過半数を取得しているライブドアが断然有利となる。ライブドアは株主権限を生かしニッポン放送に大量の役員を送り込み経営権を握り、「本丸」であるフジテレビ買収に乗り出す構えだ。
逆に、高裁が地裁決定を覆し発行差し止めを取り消せば、ニッポン放送は一気にフジテレビに新株予約権を発行、フジは大量の新株を取得しニッポン放送を子会社化し、争奪戦で逆転勝利する。
発行差し止めが維持されても、逆に取り消されても「敗訴」側が最高裁に特別抗告し、法廷闘争は続くとみられる。
[ 2005年3月20日17時33分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/business/story.html?q=20kyodo2005032001004404&cat=38