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(回答先: 堤前会長きょう逮捕 カリスマ影薄く 「どうして彼が…」前社長自殺で急転、落涙 (産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 3 月 03 日 05:36:18)
■堤氏、きょう取り調べ 西武株偽装の容疑 東京地検
西武鉄道による大株主保有比率の虚偽記載問題で、東京地検特捜部は、筆頭株主・コクドの堤義明前会長(70)を証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載、インサイダー取引)容疑で3日に取り調べる方針を固めた。また、証券取引等監視委員会と合同で、グループ関係先などの大規模な捜索に乗り出すとみられる。
容疑は、(1)堤前会長の意向を受けた西武鉄道が、コクドの株保有比率を過少に記載して有価証券報告書を作成し、提出したこと(2)堤前会長らグループ幹部がこうした事実の公表前に西武鉄道株を大量売却したこと――の二つ。
特捜部は年明けからの両社役員ら関係者の一斉聴取の結果などを踏まえ、今週初めから最高検や証券監視委などと最終協議に入った。
検討課題となったのは、虚偽記載があったとされる04年3月期の有価証券報告書が提出された同年6月、堤前会長は西武鉄道の会長を退いており、提出の代表者だった同社の小柳皓正(てるまさ)前社長と直接のやりとりがない中で、前会長の意向がどう働いたのかだった。
調べでは、堤前会長は、報告書提出前の04年5月下旬にコクド前専務から「株を大量売却しないと、東京証券取引所の基準に抵触し、上場廃止になる」と報告を受け、「今は株価が低いので上がるまで待つように」と指示。前専務はこの指示を小柳前社長に伝えた。約1カ月後の同年6月20日ごろ、小柳前社長が西武鉄道の総務部長らと相談し、最終的に虚偽記載を決めたとされる。
特捜部はこの経緯について改めて両社の関係者から聴取を重ねるなど捜査をした。その結果、堤前会長は偽装株の存在を前から知っていただけでなく、主体的な関与があり、共謀を問えると最終判断をしたとみられる。
また、堤前会長が西武鉄道の会長だった03年6月提出の有価証券報告書の虚偽記載への関与も引き続き調べている。
インサイダー取引容疑についても、市場を通さない「相対取引」で、堤前会長が一部の取引先に偽装が発覚すれば上場廃止基準に抵触する事情を伝えていたことなどから、証取法違反にあたるかどうかの法解釈が協議されたとみられる。
特捜部は、堤前会長は売却先に長期の偽装や虚偽記載までは明確に伝えていない点を重視し、インサイダー取引にあたると判断。この捜査方針が了承されたとみられる。
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■《折々のうた》
大岡信
陽炎(かげろふ)や鮒(ふな)釣る馬鹿の鼻のさき
幸田露伴(こうだ・ろはん)
『蝸牛庵(かぎゅうあん)句集』(昭二四)所収。露伴には有名な『七部集評釈』の大きな業績があり、俳諧文学には関係が深い文人だが、自作の俳句作品は、逝去直後「蝸牛会」から出版された上記句集が全作品集で、総計三百五十句前後だ。あれほど俳諧に深い関係があった文人としては、自作は意外に少なかった。右に引いた句は、もちろん自分を「馬鹿」とからかったのである。釣り好きの文豪の、ある春の午後の自画像であろう。
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