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(回答先: 西武鉄道株偽装 堤前会長きょう逮捕 インサイダーも 東京地検 (産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 3 月 03 日 05:33:11)
堤前会長きょう逮捕 カリスマ影薄く 「どうして彼が…」前社長自殺で急転、落涙
「逮捕は自分だけにしてほしい」−。東京地検特捜部が証券取引法違反容疑で逮捕の方針を固めた堤義明前コクド会長(70)。昨年十月の記者会見以来、公の場から姿を消していたが、刻々と迫る捜査の手に、元側近らをかばう姿勢を見せているという。バブル期には米国の経済誌・フォーブスに「世界一の資産家」と認められるなど、各方面で栄華を誇った「西武王国」のカリスマ。最近は周囲に弱音を吐くなど、かつての面影はすっかり消えたという。
「どうして彼が…」。二月十九日、西武鉄道の小柳皓正前社長の自殺の報を聞き、堤氏は人目もはばからずむせび泣いた。小柳前社長は旧運輸省時代の交通行政の実績を買われ、堤氏自らが西武鉄道役員に迎えただけに、「これまで見たこともないほど取り乱し、相当な責任を感じているようだった」(知人の一人)。
昨年十月十三日、堤氏は有価証券報告書虚偽記載を公表。全役職の辞任を表明し、公の舞台から姿を消した。以降、連絡は代理人弁護士と側近の元役員など、ごく一部に限られた。
今年一月中旬には、体調を崩して慶応大病院(東京都新宿区)に入院。前立腺の持病が悪化し手術を受けたとされる。
一方で、堤支配からの脱却を図る西武鉄道グループ経営改革委員会の動きに反発。退院後、西武鉄道特別顧問に就任した後藤高志前みずほコーポレート銀行副頭取と、二度にわたって正面から向き合い、議論を交わした。
しかし、グループへの関与に固執した堤氏は、小柳前社長の自殺を機に姿勢を一転させた。
「もう、あなたには付いていけない。今までのようなやり方では生き残れません」。二月十九日夜、複数の側近らが堤氏のもとに押しかけ、“三下り半”をたたきつけたという。逆らうことなど絶対にあり得なかった身内の造反劇だった。
その翌日、長年の友人で、ともに再編案に反対していた代理人弁護士を解任。同二十五日には大野俊幸コクド社長を通じ、再編案受け入れの声明を出した。親子二代にわたるグループ支配に自ら終止符を打った形だった。
堤氏は周囲に「もう、まな板の上のコイだ」と話し、二月二十二日から複数回、都内のプリンスホテルで東京地検特捜部の事情聴取を受けた。
関係者らによると、聴取に対し「経営トップとしてすべての責任は自分にある」と認めた上で、「部下は私の意向に従っただけ。逮捕するのは自分一人にしてほしい」と述べたという。
別の関係者は「最近はげっそりやつれ、心神耗弱気味で、以前のような論理的な思考ができていない。肩で風を切っていた数カ月前とは別人のようになった」と話す。
「自分のどこに間違いがあったのか」。こう自問する日々が続いているという。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/03na1001.htm