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OECDコティス氏:日本とEUは米国に比べ成長出遅れも (ブルームバーグ)
3月1日(ブルームバーグ):経済協力開発機構(OECD)は1日、今後数年で日本と欧州主要国経済の成長出遅れが顕在化し、米国との格差が一段と拡大するとの見通しを示した。
OECDのチーフエコノミスト、ジャン・フィリップ・コティス氏は電子メールを通じた発表文で、「経済的に追いつくのは当然のことと広く思われていたが、実際には1980年代に足踏みの状態に入り、90年代には相対的な下降局面に陥ってしまった」と指摘。「現在のトレンドで見る限り、この格差は今後数年で一段と拡大する」と述べた。
OECDはこの日発表したリポートで、米経済は生産性の向上に支えられ、世界経済の拡大を率いてきたと指摘。一方、ユーロ圏では失業の増加が支出を抑制、また日本経済は昨年末にリセッション(景気後退)に陥ったとした。ドイツとイタリア、日本はいずれも昨年第4四半期(10−12月)がマイナス成長だった。
同リポートによると米国と比較した日本とドイツ、フランス、イタリアの1人当たり国内総生産(GDP)はこの12年間で変わらず、もしくは低下した。一方、北欧諸国と中欧諸国、ギリシャ、韓国、スペインでは、米国と比較した1人当たりGDPが上昇したという。
OECDによると欧州連合(EU)加盟25カ国と日本の1人当たりGDPは、米国を25−30%下回るレンジに位置する。EUのなかでもこの格差には「かなりの開きがある」ものの、主要国間の格差は「比較的小さい」という。
原題:OECD Says Japan, EU Economies Likely to Lag Growth in U.S.(抜粋) {NXTW NSN ICOFJ6076GHT }
[ 2005年3月2日1時47分 ]
http://news.www.infoseek.co.jp/market/story.html?q=02bloombergaLzXlogsGNvk&cat=10