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バイオニクス 血流による認証システム 米金融機関が導入
指先などの血流による生体認証システム・機器開発販売のバイオニクス(大阪市西区、須下幸三社長)のオフィス向け製品「VA−100」が、二月から米国の金融機関で導入された。生体認証技術はNECや三菱電機など大手メーカーも参入、市場が拡大している。ただ、セキュリティー技術が進んだ米国で日本製品が採用されるのは珍しいという。
施設に出入りする人の血流パターンを事前に登録。読み取り部分に指先を置くと、赤外線CCD(電荷結合素子)カメラが指先の下を通る血流パターンを認識し、登録データと照合する。電子錠と連動させたセキュリティーシステムや、従業員のタイムレコーダーとして利用できる。
血流パターンは人によって異なり、誤認率が極めて低いとされる。
バイオニクスは、血流を利用した生体認証が欧米でも広がっていなかった平成十三年の設立。法人向けサービスのほか、関西地域を中心に約八百戸のマンションにセキュリティーシステムを納入した。大手クレジットカード会社と提携し、決済機能を兼ね備えたシステムも開発している。
昨年の「第三回日本バイオベンチャー大賞」(日本工業新聞社主催)で経済産業大臣賞を受賞。民間シンクタンクの調べでは、十六年度の売上高予測は一億四千万円で、松下電器産業と並ぶ国内第八位だった。須下社長は「技術力には自信がある。今後は欧米やアジア、中東などにも進出し、グローバル市場でのシェア拡大を目指したい」と話している。
http://www.sankei.co.jp/news/morning/28kei003.htm