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(回答先: H2A打ち上げ成功 7号機、信頼回復の一歩 (産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 2 月 27 日 05:34:40)
多目的衛星
機能詰め込みトラブル懸念
打ち上げに成功した運輸多目的衛星新1号は、従来のひまわり1−5号と全くタイプの違う新型衛星。気象観測の性能アップが期待される半面、航空管制機能も詰め込んだため大型化・複雑化しており「トラブルが起きやすいのではないか」と懸念する声もある。
従来と根本的に違うのは衛星の姿勢制御方式。ひまわりは衛星自体がクルクル回転する「スピン安定方式」だったが、新1号は衛星内部でホイール(はずみ車)を回して常に一定の姿勢を保つ「三軸制御方式」。大きな太陽電池パネルを展開できる利点があり、消費電力の多い最近の大型衛星では主流の方式だ。
気象観測で大きく変わるのは、雲画像などの撮影回数と観測精度。従来の毎時撮影が、新1号では毎時に加え、北半球を三十分ごとに撮影できる。さらにセンサーの機能強化で今まで判別困難だった夜間の霧や下層の雲も観測可能。気象庁は「台風や集中豪雨の観測精度を向上させたい」と期待する。
航空面では空の交通量増加に対応した新システムの中核を担う。衛星を使うことで、管制レーダーの届かないはるか洋上でも飛行機の正確な位置が把握可能。
米国から現在借りているゴーズ9号と新1号は気象観測部分の基本的な構造は似ているが、航空管制まで詰め込んだ多機能衛星は前例がない。衛星の構造が複雑で機能が広がった分、不具合が他の部分、全体に波及するリスクも高まる。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20050227/mng_____sya_____008.shtml