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02/25 09:20 預金は月曜から払い出し 金曜破たん、ペイオフ発動
金融庁と預金保険機構はペイオフ解禁後に金融機関を破たん処理
する標準シナリオとして金曜日に破たんし、月曜日から預金を払い
出す「金月処理」を想定している。
金曜日午後六時。金融庁長官はA銀行を破たん認定。業務停止命
令も発動、現金自動預払機(ATM)を含めすべての預金払い出し
が停止する。
長官は直ちに預金保険機構を金融整理管財人に選任。同機構は地
裁にA銀行の民事再生手続き適用を申請する。一方A銀行では預金
残高を確定、預金情報を磁気データとしてテープに移し替える作業
が徹夜で続く。
作業と並行し、金曜夜には支店長が出席する緊急会議を開催。「
支店長諸君は、月曜日以降、各支店が混乱しないよう陣頭指揮を執
ってほしい」と頭取。支店長は土曜日に全職員を呼び出し事情を説
明、営業再開へ準備に入る。
土曜日早朝。銀行本店から二台の車が預金保険機構に向かう。預
金データを記録したテープを運ぶためだ。安全のためテープは正副
二セット作られ、別ルートで運ばれる。到着後、機構内のコンピュ
ーターで、同じ預金者の口座を合算する「名寄せ作業」が始まり、
保護する預金とそれ以外に分離。日曜午後、処理された磁気テープ
がA銀行に戻される。
月曜日午前九時。A銀行では通常通り営業を再開、預金の払い出
しが始まる。「預金保険の対象なら、いつでも引き出せます」と説
明する銀行員。保護対象外は基本的には約一年後、財産状況に応じ
て弁済される。予想弁済率で早く受け取る制度もある。
半年後。A銀行は一時的に機構の子会社「第二日本承継銀行」に
営業を譲渡、最終的な譲渡先を探すことになる。
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