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(回答先: 独連銀の月報:企業投資減少、家計消費は回復−04年10−12月期 (ブルームバーグ) 投稿者 乃依 日時 2005 年 2 月 22 日 07:35:07)
ECBのウェリンク氏:ユーロ圏インフレ期待は抑制−景気減速下(2) (ブルームバーグ)
2005年2月21日(月)19時36分
2月21日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メ
ンバーでオランダ中央銀行のウェリンク総裁は、ユーロ圏のインフレは抑制され
ているとの認識を示した。景気が昨年第4四半期(10−12月)の低迷から回復
する中でも、政策金利を向こう数カ月は引き上げる必要はないことを示唆するも
のだ。
ウェリンク総裁は18日、アムステルダムでインタビューに応じ、「イン
フレへの脅威は見受けられない。インフレ期待は依然として抑制されている」と
述べた。
同総裁のほか、ECBのチーフエコノミスト、イッシング理事、オースト
リア中央銀行のリープシャー総裁もユーロ圏のインフレ率は今年中にECBの目
標(2%未満でその近辺)を下回ると予想している。ロンドンの調査会社、スト
ーン&マッカーシーによれば、この3人は18人いるECB政策委員会メンバー
の中でも最も強硬なインフレファイターと見られている。
ECBは政策金利を2003年6月以来、約60年ぶり低水準の2%で据え
置いている。ただ、インフレ率はそのほとんどの期間ECB目標を上回り、経済
成長率は2003年の10年ぶり低水準から回復したものの、昨年10−12月期の
ユーロ圏国内総生産(GDP)が実質ベースで前期比0.2%増と、予想に反し
て7−9月期の0.3%成長から鈍化した。
ウェリンク総裁は10−12月期の成長率について、「少し失望した」と述
べ、ECBの見通しから「一時的に外れる」ものだったと語った。ECBが予想
する今年のユーロ圏の経済成長率は約1.9%で、昨年の1.8%とほぼ変わらな
い。
同総裁はさらに、昨年末の景気鈍化が「2005年の数値に多少影響を与え
るかもしれないが、結論付けるにはまだ早過ぎる。われわれの見方は依然として、
景気は多かれ少なかれ、2、3週間前に予想したのと同じ路線にあるというもの
だ」と述べた。
ECBは来月3日に定例政策委員会を開催し、金融政策について決定すると
ともに、最新の景気やインフレ見通しを明らかにする。
通貨供給量に警戒
ウェリンク総裁はまた、ユーロ圏の通貨供給量である拡大M3(現金、要求
払い預金、定期貯蓄性預金、投資信託の一部)が昨年12月に前年同月比6.4%
増と、11カ月ぶり高水準の伸びを示したことに触れ、ECBがインフレに関す
る脅威には警戒を行う必要があるとも述べた。ECBは4.5%を超える通貨供
給量の伸びはインフレを助長するリスクがあるとしている。
通貨供給量の伸びについて、同総裁は、「何かを結論付けるには早過ぎる」
としたものの、「6カ月前と比べると多少懸念している」と述べた。
ウェリンク総裁はさらに、世界の流動性過剰について、「米国が慎重なペー
スで段階的に金融政策を引き締めているのは重要だ」と述べた。ただ、ECBが
同様の措置を取るべきかについては言及を避け、ユーロ圏の政策金利は「非常に
低水準だ」と語った。
原題: ECB's Wellink Says Inflation Expectations `Contained' 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
(Update2)(抜粋) {NXTW NSN IC98230UQVI9
ジュネーブ 蒲原桂子 Keiko Kambara kkambara@bloomberg.net Editor:Kasahara / Okochi
記事に関する記者への問い合わせ先:
フランクフルト John Fraher jfraher@bloomberg.net.
記事に関するエディターへの問い合わせ先:
Heather Harris hharris@bloomberg.net;
Chris Kirkham ckirkham@bloomberg.net.
http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/mn_jbntext.html?id=21bloomberg12aIhvGMX2wB6I