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(回答先: 年金の悲劇 (World Report) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 4 月 08 日 22:37:16)
金と金貨の動きの違い
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日本では金を買う個人が圧倒的に多いですが、では過去一年間の収益はどうだったでしょうか?
このグラフは、過去一年の動きを示したものですが、以下のようになっています。
一年前(3月9日)比 円ベース +1.9%
ドルベース+9.4%
円ベースでも上がってはいますが、手数料を勘案すれば<マイナス>になっていることになります。
ドルベースでは+9.4%ですから値上がりしていますが、それでも手数料を除外すれば、収益と言えるほどの値上がりとはいえません。
次に、欧米の資産家達が活発に売り買いを繰り返しています【米国金貨】の動きを見てみたいと思います。
この右側のグラフは、【稀少性のない金貨】ですが、稀少性を全く勘案しない金貨としてだけの価値だけで取引されているものを指します。
過去一年間 +20.43%
まずまずの値上がりといえると思います。
金は+9.4%であり、金貨では+20.43%ですから、凡そ金の2倍の値上がりを記録していることになるのです。
そして、これより稀少性の高い【稀少金貨】指数は、+18.52%となっており、こちらも金の上昇率の2倍の値上がりになっています。
ここでこのように思われる方も多いと思います。
『本来なら稀少金貨の方が値上がりするはずなのに、何で稀少性のない金貨の方が僅かながらも稀少金貨より値上がりしたのか?』
答えは、『稀少性のない金貨のほうが取引が頻繁に繰り返されており、これが価格に瞬時に反映されるからだ』と言えるのです。
【稀少性のない金貨】は、汚れ・しみ等関係なく、1,000枚単位で取引がされています。
1枚20万円とすると2億円になります。
1回の取引が2億円単位で売り買いが頻繁に繰り返されるという、株式市場でいうならば、大型株のような市場なのです。
新日鉄を2億円分買うとなると、一株300円とすると<60万株>もの取引に相当し、これが一日で何十回も繰り返されている市場であり、出来高(売買高)は半端な金額ではありません。
そして、値上がりする金を売って、金貨を買う投資家・資産家も多くいるのです。ところが、【稀少金貨】はそうではありません。
売買が一年間で数枚という年代も多くあり、中には数年間取引が一枚もないということも珍しいことではありません。
株式でいえば、昔の【ヤフー】のような存在だったのです。
一株2,000万円もする株など、そう頻繁に売り買いがされません。
買える人も限られ、そして株自体に希少性があったからです。
【稀少金貨】はこれにあたるのです。
では、長期的に見た場合、どちらが値上がりしているのでしょうか?
株式であれば、これはもう言う必要もないと思います。
【新日鉄】・【ヤフー】?
【ヤフー】に軍配が上がります。
【稀少金貨】は過去10年間、30年間比較では以下のようになっています。
稀少性のない金貨
稀少金貨
10年比較
+10%
+165%
30年比較
+2562%
+1985%
30年比較でみれば、どちらも物凄い値上がりとなっているのがお分かり頂けます。
株式でも不動産でも、2,000%もの値上がりを記録する金融・投資商品はそうあるものではありません。
しかも、この2,000%という数字は<平均値>であり、中には10,000%を越える値上がりを記録した稀少金貨もあるのです。
ここで10年比較を見てみたいと思いますが、意外なことが見えてきます。
稀少性のない金貨のほうは10%しか値上がりしていないということです。
【稀少金貨】は165%もの値上がりをしており、一年に直せばほぼ16%の値上がりをしており、極めて健全な値上がりを続けてきたことが分かります。
ところが、【稀少性のない金貨】は、一年に直せばわずか1%しか値上がりしていないことになるのです。
16%の値上がり 対 1%の値上がり
この差は歴然としています。
稀少金貨の値上がりの真髄がここで見られたと言えるのではないでしょうか?そして、今【稀少金貨】は、稀少性のない金貨の値上がり(30年間で2562%)を上回る上昇に向かう途中にあると言えると思っています。
http://www.collectors-japan.com/nevada/main/m_050315_3.html