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(回答先: バルセロナさんの描く世界と随分違うものです. 投稿者 はてな? 日時 2005 年 6 月 02 日 14:44:39)
「皇室アルバム」のバチカン版といったところかな?(笑)
まず、ベネディクトのつづりですが、英字新聞ではすべてBenedictになっており、スペイン語でもBenecicto、地元のイタリア語ではBenedettoです。Venedictという姓は存在しますが、どういう関係なのかはわかりません。
ジョセフ・ラツィンガーはファンクラブまでできるほど熱狂的な支持者を集める枢機卿でした。もちろん単に「コワモテ」だけの単細胞の脳みそを持つ程度の人間なら「大物」にはなれません。裏でも表でも「大人物」なんですよね。
あの「人類みな兄弟!」のササガワ大先生でも、畏れ多くも畏くも「人間革命」のイケダ大先生でも、みなそうですが、「優しく博学な人情家」「信念を貫く情熱の人」などなどと強調する人が大勢いますよね。というか、その方が圧倒的多数派でしょう。
もっと大物で言うと、明らかに暗黒社会に下半身を突っ込んでいるイタリアのベルルスコーニはもちろん、ブッシュ(馬鹿馬鹿しいので形容詞はつけませんが)にしても、意識的な演出家はもちろん、今回ご紹介いただいた竹下節子さんのような類の「ボランティア演出家」たちが(数的にはこちらの方が圧倒的に多い)実に涙ぐましい努力でさまざまな目くらましを用意して、その麗しいイメージを何とか広めようとします。いちいち反論する気にはなれません。
新約聖書に次のようなキリストの言葉があります。
『汝らは白く塗りたる墓に似たり。外は美しく見ゆれども内は死人の骨とさまざまな穢れとにて満つ。かくのごとく汝らも外は人に正しく見ゆれども、内には偽善と不法にて満つるなり。』
これは当時のユダヤのパリサイ人律法学者たちに語った言葉ですが、バチカンにはさぞ耳が痛いことでしょう。別にこれは宗教だけとは限らないのですが、その「白く塗りたる墓」に一生懸命白ペンキを塗りたくる「ボランティア演出家」がどこの世界にも後を絶たないわけです。(私はキリスト教は嫌いだけどキリストさんは良い事言ってます。)
まあ、分かりやすいイメージで言えば、「皇室アルバム」(昔は日本でどこかのTV局でやっていたはずですが、今でもあるのかな?)でしょうかね。
ついでに、批判する側にしてもだらしない。バチカンという巨大カルトの存在基盤、存在の根本に迫るのではなく、表に出てきた「ラツィンガーの言葉」とか「態度」ばかりを非難する。これでは墓に白ペンキを塗りたくる「ボランティア演出家」にいちいち反論されるだけで、止め処もない口げんかの連続で終わってしまうだけでしょう。そしてそう遠くない将来にラツィンガーもくたばるでしょうから、その時点でチョンです。私に言わせりゃ、こいつら「同じ穴のムジナ」です。「墓の表面が白いか黒いか」を論争する、ってんだから。
これらの演出家たちにとっては『本質から目をそらさせる』ことこそがその作業の至上命題ですから、『死人の骨とさまざまな穢れ』をズバリと取り出して見せる必要があるわけですね。私なんか、この作業に言うに言えない快感を覚えながら(笑)、ボランティアでがんばってます。(ヤな性格だね。ま、これは死ぬまで直らない。)