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(回答先: Re: 欧米人の東洋コンプレックス 投稿者 スパルタコスポノ 日時 2005 年 5 月 26 日 23:40:59)
長いこと、海外に住んでおります。
また俺の場合、嫁さんが西洋人で子供らはハーフ(最近ではダブルと称するらしい)、4人家族の相互の意思疎通に常時3ヶ国語を必要とする、とんでもない環境に暮らしています。
日本人の親のもと日本人として生まれ、日本に育っていながらどうしても、日本という国には馴染めませんでした。
で、もうこれ以上は耐えられんとなった某年某日トンズラを決行し、そのまんまこっちに根を下ろしてしまいました。
日本中がバブルで狂躁状態だった頃です。
こちらに長くいて感ずることは、「他人の目に自分(ら)がどう映っているのか」を常時気にする特性ってのは、世界に類を見ない日本人独自のもんだってことですかね。
日本人の自己像ってのは、他人の目の中にだけ存在するようです。
他人や社会との関係性(スクリーン)の中においてしか、自己像を結べない。
だから仕事を引退したり、配偶者と死別したりして、今まで自分が映っていたスクリーンが降ろされてしまうと、存在じたいが危うくなる。
「ここは何処? わしは誰?」である。
と、まあ、こんなところでしょうか。
それがあるかどうかは別にして、「奴らは東洋人を蔑視しているのではないか?」という憶測は不毛です。
エネルギーの浪費でしかない。
もし、そういった偏見をもってあなたに接する「外国人」がいたら、思いっきり馬鹿にしてやって下さい。
「無知蒙昧」という日本語は、世界各国語に翻訳可能です。