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(回答先: 外野から一言 投稿者 Sun Shine 日時 2005 年 5 月 22 日 17:59:21)
Sun Shineさん、はじめまして。
私の拙い投稿に対してレス頂きまして、有難うございました。
「唯心論者」を自称して憚らない私が、この「科学」という言葉を引用する人達にエキサイトして噛み付いているのには、それなりに理由があるんですよ。
それは、「あなたの推測は、科学的に正しい」「あなたのご推論は、科学的ではない」といった言辞を多用する人達に、「それではあなた、あなたが仰るところの『科学』ってのは、いったい何なんですか?」と尋ねると、まともな答えが決して返ってこない。
「科学が何であるかなんてのはあなた、周知のことでしょう」なんて言って寄越して、後はムニャムニャ・・。
科学の輪郭、「科学とは何なのか」、「何をもって、それを科学と称するのか」については、カール・ポパーとトマス・クーンあたりが激烈な論争を展開しておりますが、その高度な論争のディテールはともかく、ポパーやクーンの名前さえ聞いたこともない人たちが、平気で「科学的ではない」だの、「科学的に間違っている」だのといった言辞を弄している。
そりゃいいのです。
ポパーもクーンも間違っているという立脚点から、ご自身の抱かれている科学論を展開されているというのであれば、それはそれで一つの立派な理論として尊重されるべきものでしょう。
ただ、そんな人には一度もお目にかかったことがありません。
ポパーやクーンを知らなくたっていい。
ただ、非常に素朴なところで、「そもそも我々が科学と称する学問ってのは、いったい何なんだろう?」という自らへの問いかけがない人、何の疑問も持たず「科学」という言葉を「一般常識」のカテゴリーに置いて鵜呑みにしてる人たちに、「科学的である」とか「科学的ではない」とか、言われたくはないのです。
下手なレスですいません。
ご理解いただけましたでしょうか?