現在地 HOME > カルト1 > 511.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 宇宙神と民族神 ← ユダヤ教に関する雑感 投稿者 たけ(tk) 日時 2005 年 5 月 20 日 18:58:07)
一神教の限界(毒と毒消しの無限連鎖)
たけ(tk)さん、レスありがとうございます。
私のように、神道と仏教の中で生まれ育った身としては、どうしてもキリスト教やユダヤ教などの一神教には冷たい厳しい見方をしてしまいます。(知識的にはキリスト教についてはある程度持っていますが。)ただやはりその中に、将来へ向けての何かの希望を見出したい、というような心情が、私にこのような追究をさせているのかな、という気がします。
ユダヤ教やキリスト教の経典に書かれてあることと当然無関係ではないのですが、やはり一定の思考パターンがそれぞれの人間集団を支配しており、それがおっしゃるところの『旧約聖書で繰り返し過ちを犯し続けたユダヤの民衆の傾向』と『そのような傾向に対して預言者たちが繰り返し警告し続けた』の二つに、これはアシュケナジ、セファラディの別に関わらず、分かれて現れてきてしまう、ということなのでしょう。
戦争板の方に、「シオニズムに対決するユダヤ人たち」のシリーズを投稿しているのですが、そこでも明らかになる通り、この『過ちを犯し続け』る傾向と、世界に対する支配の拡大を図る者たちとの利害や意思が一致し、過去に存在しなかったほど「嘘・破壊・暴虐・傲慢」に満ちた脅威を作り出しているのが、20世紀以降の世界だと思います。(私は「ホロコースト」は、現実の大殺戮をヒントにしてシオニストの利害に基づいて創作された現代の神話で、正統派ユダヤもまんまとそれに引っかかっているだけだと考えています。こんなことを言うとまた物議をかもしそうですが。)
いってみればその「毒消し役」としてこの正統派ユダヤ教が役立ってくれたらよい、と思っているのですが、しかし私としては、根本的にはやはり一神教はどれほどその毒を消してもまたそこから新たな毒を生み出す思考方法でしかないと考えています。いってみれば「毒と毒消しの無限連鎖」で、宇宙創造神(あるいは一つに統一される真理、原理など)を想定する限り、それがどれほど理想的に見えるものであっても、悪魔は絶えず更新して生み出されていくでしょう。
私としては、無神論あるいは汎神論である仏教や古神道などに期待を寄せているのですが。まあ、私の生きている間は「天・人間・阿修羅・畜生・餓鬼・地獄」の六道輪廻が続くのかな。