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(回答先: Re: [朝鮮] オウム朝鮮・ユダヤ教と統一教罪会・池田学会 [宗教] 投稿者 かずや 日時 2005 年 4 月 13 日 20:42:30)
麻原彰晃奪還計画
オウム過激派が分裂か
上祐史浩が出所し、名称をアレフに改称したものの、オウム真理教に対する不安感は拭いさることができない。現在もなお各地で地域住民によるオウム排斥運動が起きていることは当然と言えば当然のことである。
上祐出所前のオウムは、6人の正悟師が作る長老部による集団指導体制を敷いていた。だが上祐は正悟師より位 が高い正大師であり、教祖・麻原の子供たちを除けば最も高い地位 にある。オウム(アレフ)が上祐を中心としたいわゆる「穏健派主導」に変貌しようとしていることは、いわば社会の要求に多少なりとも応えようとする教団側の延命策とも受け取れる。
だが一方では、穏健派・上祐と対立する過激派(武闘派)の存在も忘れてはならない。とくに注目されるのは、野田成人と二ノ宮耕一の二人の正悟師である。
野田は正大師の上祐や殺された村井と同様の理系エリート。ホーリーネームは「ヴァジラティクシュナ」。東大理学部三年在学中に中退して出家。平成6年(1994年)に車両大臣に昇格し、翌平成7年3月17日、いわゆる地下鉄テロ事件の3日前に正悟師に昇格している。しかも野田は、この前後から上祐出所の昨年12月まで、教壇の経理担当者、コンピュータ事業部の責任者として、実質的に教団のカネを掌握していた。理系の過激派エリートと呼ばれる。
もう一人、二ノ宮耕一は上祐より先に出家した教団最古参幹部で、ホーリーネームは「アッテ−ジ」。最近の週刊誌報道では「要注意人物」「オウム分裂を画策する武闘派リーダー」「近隣の住民に対し、オウム幹部だと喧嘩腰で凄んだりヌンチャクを振り回して威嚇する」などと書かれている。
しかしながら野田と二ノ宮は元来ソリが合わないと見られており、過激派のこの二人が合体することは無いと思われてきた。それが今年に入り急接近しているのだ。その背後に存在するのがドミトリー・シガチョフを中心とするロシア・オウム過激派である。
オウムのロシア進出
オウムとロシアとの接点は、何と言っても早川紀代秀(被告=死刑判決)と上祐史浩の二人が鍵を握る。
ベルリンの壁崩壊から3年後の平成4年(1992年)11月、「ロ日大学」が設立され、ここからオウムとロシアの関係が密接になっていく。同年、駐日公使経済担当のボリゾフの計画によりロ日大学のロボフが来日。ここで麻原彰晃(オウム)はロボフに900万ドルを提供している。ちなみにボリゾフは公使退官後も日本原子力産業の嘱託としてしばらく日本に残っていたが、彼の住居は南千住の高級マンション、アクロシティだった。國松警察庁長官(現スイス大使)が住み、狙撃されたマンションである。
この直後、麻原は訪ロしてルツコイ副大統領やハズブラートフ最高会議議長などロシア政府の大物と会談。その後は早川・上祐を中心としてオウムはロシアに勢力を拡大していく。とくに早川は軍事訓練や武器兵器調達に関与していたことが知られている。後に有名になった「早川メモ」からも明らかにされたが、彼は複数のルートから武器調達を行っていたが、その1つには医師であるシュミロフを通 してのLSD調達、あるいはマセンコから大量の武器調達などがあった。マセンコは元KGBで、統一教会との繋がりも噂される人物だった。
地下鉄テロ事件が起きる直前の3月17日から22日まで、早川はロシアに滞在し、大量 の武器を購入、貨物機をチャーターして北オセチアからウラジオストックまで飛んでいる。ただしこの大量 武器のその後は現在も不明のままだ。
早川が帰国したのは地下鉄テロ事件の2日後。そして事件6日後の3月26日にはモスクワのロ日大学で不審火で火災が発生し、機密書類が完全に燃えてしまった。
その後の日本に於けるオウム真理教糾弾の嵐を受け、ロシア・オウムも変貌していく。これは大まかに言えば、宗教色を強め修行に生きざまを求める穏健派と、武闘を主目的とする過激派との分裂と捉えることができる。そして過激派は非合法存在として地下に潜り、その活動状況は殆どわからなくなった。
オウム過激派の最重要人物と目されているのは、元KGBのドミトリー・シガチョフだが、このシガチョフが平成12年秋に日本にやってきたことから、週刊誌やTVが「ロシア過激派オウムが麻原彰晃奪還計画を立てている」と騒ぎになったことは記憶に新しい。
オウムとヨーロッパ
オウムはロシア以外でも世界中で活動を展開してきた。地下鉄事件後、教団に捜査の手が伸び麻原彰晃が逮捕された直後に、フランスに「オウム資産管理会社」ができたという情報もある。事実、フランス国内にはオウム関連組織は今も存在しており、これらはドイツのオウム組織と緊密な連帯を取っていることが明らかにされている。フランス、ドイツのオウムは当然、宗教的活動はもちろん行ってはきたが、主目的はマネー・ロンダリング(資金浄化)にあったと見なされてきた。
地下鉄事件直後にTV出演した村井秀夫は、「教団の資産は1千億円」と語り、この口の軽さが村井暗殺に繋がったとも言われている。事実、その後教団を去った元信者たちによると、ロシアを中心に活動していた早川は資金を潤沢に持ち、「ティローパ(早川)に言えばカネはいくらでも作れる」と言われていたらしい。その早川はロシアだけではなくヨーロッパ各所に姿を見せていたが、それはマネー・ロンダリングのためと思われている。だが一方では「そうではない。早川はヨーロッパで資金調達をしていたのだ」とする見方も存在している。たしかにカネというものは作らない限り生まれてこない。いったい早川はヨーロッパでどうやって資金を作っていたのだろうか。
謎を解く鍵として、オウム事情に詳しいY氏はこう語る。「ルーマニアやチェコといった旧東欧圏に資金提供者が存在していた」。
この言葉と関連があるか否かは不明だが、ルーマニア警察によると、「地下鉄事件の前後に、日本の捜査当局者からオウム信者と思われる日本人に対して照会があった」という。これに関しインターネット上の情報の中には「その内偵を続けると日本赤軍にたどり着いた」というものまである。
ここまで来ると、まさに「オウムの黒い闇」であり、この教団の深奥部に教祖・麻原彰晃の思惑を遙かに超越した外国勢力の存在が感じられてくる。
こうしたなか、最近(3月)になって驚愕の情報が飛び込んできた。
「オウム真理教プラハ本部設立」のニュースである。しかもプラハ本部には、ロシア・オウム過激派のドミトリー・シガチョフが参入していることが明らかにされたのだ。
ロシア国内で非合法存在となって地下に潜り、半年前には東京に現れて小菅刑務所周辺を探索していた過激派シガチョフがなぜプラハ本部にいるのか。――さらに衝撃の情報がわが国政府系の諜報機関にもたらされている。オウム真理教プラハ本部の資金提供者の背後にジョージ・ソロスが関与する団体が存在するというのだ。この団体は、世界中のさまざまな過激派集団に資金援助をすることで知られ、日本赤軍もこの資金を得ていると噂されている。
一方、日本国内の、野田や二ノ宮を中心とする「エリート過激派」は、その実数が23人(一説には26人)とされるが、野田、二ノ宮以外は氏名年齢はおろか顔もわかっていない者が大多数だとされる。彼らがプラハ本部に合流するのではないかと、関係当局は危惧している。
オウム真理教プラハ本部の当面の目標は「麻原彰晃奪還」。だがそれが、肉体としての教祖奪還計画なのか、彼らが言う「魂の奪還」という意味なのか、現在のところ不明である。当分、オウムの動きからは目が離せそうにない。
http://www.gyouseinews.com/storehouse/mar2001/001.html