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(回答先: この論文の唯一の欠陥はユダヤ・シオニズムとバチカンの陰謀との関係に全く触れられていない点 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2005 年 4 月 15 日 07:22:03)
バルセロナより愛を込めてさんなら、このことは指摘されるだろうとは思っていました。
上のグヤット氏のエッセイでは、ナチの「黒カラス」と呼ばれた「ガス室車」が「10万人のユダヤ人を殺した」というくだりがありますが、私はこれは事実にしてもホロコースト・プロパガンダ同様の誇張があるのだろうと思いました。このことから、彼がイギリス人であることからもシオニズム寄りの立場も持っていることが伺えます。
また、文章としてはダブルミーニングや比喩を多用するところから教養を示すとともに、秘密結社の内情にも通じているように思います。これは、元ロンドンのシティーのトレーダーであり、現在はテレビのドキュメンタリー制作や赤十字などの国際機関への情報提供を行っているという「なりわい」から考えても、「ユダヤ」を名指しで指摘することは出来ない環境にあると思われます。
しかし、そのような環境にある西洋社会人として「ユダヤ」の関与は半ば前提であるというスタンスも感じますが、これは一切具体的な文面には出てきません。私は、敢えてそのように書いているという印象も持ちました。例えば、オプス・デイとシオン修道院を対比させていますが、この「シオン」はユダヤ教に直結する"Zion"と同じであり、それがバチカンに深く関与しているとはっきり書いています。
しかし、そこに「ユダヤ」という語彙を持ち込まないのは、ある種の「マナー」なのだろうという解釈をしています。
バチカン第2公会議からのローマ・カトリックの変質と連動して、日本では「世界連邦運動」をハブとした「日本を守る会」などの宗教右翼ネットワークが強化されたようです。これはまた国連平和主義のトーンを持ちつつその「良きことを為す」体裁のもとに、末端はボーイスカウトに至るまで実は浸透し、日本の政治の中枢に関与しながら、半島系とも繋がりがあると言われる「日本会議」周辺などと連携して隠然とした「組織力」を拡大してきたようです。ここにはまた多くのキリスト教団体も参加しています。
これらの団体のなかでは、創価学会の「双子」である立正佼正会や霊友会、また「ユダヤ」の関与が疑われる大本教などの「票田」団体があなどれない力を持っているように思います。例えば、現在の外相の町村信孝や東京都知事の石原慎太郎は霊友会のバックアップでその座にあると言われていますし、日本最大の「民間警備会社」である綜合警備保障の創始者は「日本を守る会」の創設メンバーの一人です。
これらのことは、全てバチカン第2公会議から直接間接の影響を受けているとも言えるわけです。
そして、このような動きの背景には勿論フリーメーソンの動きがあると言われていますが、このネットワークが「ユダヤ勢力」なのかというのは、私は保留にしています。
しかし、「ヨハネ教徒」としての「反キリスト」性というところでは共通しているのが興味深いので、今回の文書を評価していました。