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これは、日本では「公開未定」の映画。
小泉内閣に対して「自衛隊のイラク撤退」を要求した人質の家族と人質自身への、全国的な激しいバッシングは半年以上も続いた。
この時のバッシングの激しさを見て、その後にイラクで事件に巻き込まれた人の家族は一様に、痛々しい表情ながら「自己責任でイラクへ言ったのだから、このような結果になったのも止むを得ない」式の発言をして、自己防衛に努めるようになった。
そして小泉内閣は、依然として高い支持率を背景に、郵政民営化法案も人権擁護法案も国会を通過させようとしているが、これに対する反対の声は、JR西の列車脱線「事故」でかき消されてしまったかのように小さい。
この映画が日本で公開される日は、果たして来るのだろうか?
公式上映に臨む小林政広監督(中央)と主演の 占部房子さん(左)、大塚寧々さん(右)=カンヌ で、若山和子さん撮影 |
「バッシング」は、イラクの人質事件をモチーフに、中東の戦時国で人質となり、解放後、社会から非難を受けている女性ボランティアと家族の姿を描く。
会場は満員にはならなかったが、上映後、観客から大きな拍手がわいた。記者会見では外国人記者から、「女性だからバッシングされたのか」「日本ではボランティアは良いことと思われていないのでは」と質問が出た。小林監督は「非難された女性の感情と内面を通じて、弱い者をたたく社会を表現したかった」と話した。
小林監督は96年に監督デビュー。「バッシング」は7作目で、過去3度、カンヌに出品しているが、コンペは初。手応えについては「観客の反応は悪くなかったので、女優賞など一つぐらい欲しいね」と話した。
結果は日本時間の22日未明に発表される。
2005年05月13日10時51分
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