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米ユタ大などの研究チームが発掘した新種恐竜の復元模型=ネイチャー提供
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/news/20050505k0000m040150000c.html
米ユタ州の白亜紀前期(約1億2500万年前)の地層から、新種の恐竜化石が見つかり、米ユタ地質学調査所などの研究チームが5日付の英科学誌「ネイチャー」に発表した。テリジノサウルス類の仲間で、歯や骨盤の特徴から草食性だった可能性が高く、研究チームは「テリジノサウルス類は肉食恐竜とされてきたが、この新種恐竜は肉食から草食へ進化する途中の存在だったようだ」と分析している。
研究チームは、頭骨、骨盤、大たい骨など全身の9割の化石を発掘した。全長は約4メートル、体高は約1.4メートルあり、比較的大型だった。上下の歯は木の葉のような形をしており、植物をすりつぶすのに適した形だった。骨盤が幅広く、植物の消化を促進する長い腸を持っていた可能性が高いという。また、2足歩行で、足にはテリジノサウルスの特徴である鋭く長いカギづめがあったが、足自体は太くて短く、餌を捕らえるため機敏な動きをしていたとみられる肉食恐竜とは異なっていた。
テリジノサウルス類は中国、日本などアジアで白亜紀後期(約9500万〜6500万年前)に繁栄した。大きな体とたくましい手足を持つため、鳥類に近い羽毛を持つ肉食恐竜から枝分かれし、別の進化をたどった恐竜と考えられてきた。だが、何を食べているかなどの生態は謎だった。
真鍋真・国立科学博物館主任研究官は「今回の化石は、テリジノサウルス類の最も原始的な種とされてきた中国の恐竜と同時代の地層から見つかっており、テリジノサウルス類の起源や進化について見直す必要が出てきた」と話している。【永山悦子】
毎日新聞 2005年5月5日 2時15分
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