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対向特急あわやの緊急停止、偶然の発光機作動…尼崎
兵庫県尼崎市のJR福知山線で快速電車が脱線した事故で、直後に現場を通過予定だった対向の下り特急電車が、偶然作動した踏切の異常を示す特殊信号発光機に気付き、現場の手前約100メートルで緊急停止していたことが30日わかった。
あと5秒遅ければ、二重事故を招いた恐れがあったという。この特急電車の運転士は、事故を起こした快速電車の車掌や、指令所より早く、付近の列車に停止を命じる緊急通報をしていた。踏切は現場の南西約50メートルにあり、事故後、JR西日本が調べたが、発光機が作動した原因はわかっていない。
同社によると、緊急停止したのは、新大阪発城崎温泉行き特急「北近畿3号」(4両、乗客約150人)で、脱線事故の発生とほぼ同時刻の4月25日午前9時18分に尼崎駅を出発した。
約2分後、踏切手前約250メートルを走行中、踏切脇に設置された発光機の赤色灯が点滅しているのを、運転士が発見。非常ブレーキをかけるとともに、運転台の「防護無線機」のボタンを押し、半径約1キロ内を走行中の全列車に緊急停止を命じる信号を発した。
北近畿は踏切の手前約50メートルで停車。脱線した快速の後続だった篠山口発大阪行き快速(6両、乗客約800人)はこの信号を受け、現場の手前約300メートルで緊急停止し、別の1本も直ちに止まった。
北近畿の運転士は脱線事故について「非常ブレーキをかけたあとに気付いた」と話しており、JR関係者は「発光機が作動していなければ、事故に巻き込まれたかもしれない」と指摘している。現場は急カーブで見通しが悪く、脱線した快速の後続にも追突の危険があったという。
北近畿の運転士が防護無線機の信号を発したころ、福知山線の運行を管理する新大阪総合指令所は、事故車両の車掌から「急ブレーキで停車した」との一報を受け、状況を聞き取っている最中だった。事故からすでに約2分が経過していたが、同社は「車掌は7両編成の最後尾にいたため、すぐに脱線と気付かなかったようだ」と説明。指令員は北近畿の運転士から連絡を受け、付近の列車が停止していることを確認したという。
発光機が作動した経緯について、JR西日本は、〈1〉事故の影響で周辺の信号が故障した〈2〉人が遮断機を乗り越えて踏切を渡った――などが考えられるとしている。
(読売新聞) - 5月1日3時9分更新
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