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(回答先: 米のウガンダエイズ教育 批判[NHK]【婚前交渉が危険でコンドームは無駄、と教えている】 投稿者 ネオファイト 日時 2005 年 4 月 01 日 01:23:01)
英国じゃ性感染症対策のために小学生に性教育が必要と言われ【注1】、避妊のためにはオーラルセックスを教えるべきかと言う話まで出ていたが【注2】、オプス・デイのケリー教育相で大丈夫なのかと言う人もいる【注3】。オプス・デイでなくてもカトリックはポルノだと非難する【注4】。
日本では統一教会の言いなりの首相が統一教会議員と漫才【注5】ですが、転載するのは
中学生の性で親に努力義務 都が条例化を本格検討(共同通信)
http://www.asyura2.com/0403/ishihara8/msg/515.html
性の情報、自主規制を 中高生向けの雑誌やサイト(共同)【東京都青少年問題協議会】
http://www.asyura2.com/0403/ishihara8/msg/666.html
等についてのもの。
中学生セックス禁止令
●東京都が、罰則規定を設けないかたちで15歳以下の性交渉を禁止する青少年健全育成条例を提案。教育などの各方面に波紋を呼んでいる。
●そのほか、都道府県の各条例や警察庁が青少年の性の規制を促す方向にある。
●文末に記された東京都青少年育成総合対策推進本部のHPは、http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/seisyounen/
教育をして理解させることより、法律で縛り付けようとは……。http://www.ultracyzo.com/newssource/0412/images/pic01.jpg
これまでにもさまざまな議論を巻き起こしてきた「東京都青少年の健全な育成に関する条例」。前回の改正では、「不健全な図書」とされた雑誌に小口シールを貼ることが義務づけられる結果を生んだ。
そして今回、ついに「中学生以下のセックスそのものを禁止する」ことが検討されているという。具体的には、罰則規定を設けないかたちで、15歳以下の性交渉禁止を青少年健全育成条例に盛り込もうというのだ。
その音頭をとっているのは、都が設置した「青少年の性行動について考える委員会」。9月22日の初会合で、委員会のメンバーである産婦人科医・赤枝恒雄氏が「中学時代まではセックスは絶対だめとし、リスクを理解させるべきだ」と訴えた。この人物は『子どものセックスが危ない』、『セックスが地球を滅ぼす』など多数の著書をもつ、若者セックス反対派の急先鋒的存在。若者の奔放なセックス観が性犯罪や性感染症、エイズ増加の原因であると主張している。
しかしこの会合に参加した石原慎太郎都知事は、こうした流れに距離を置いた。
「中学生のセックスは条例で禁止しろなんて、これはちょっと私はいかがなものかと。何しろ、今の知事は『太陽の季節』(の著者)ですからね。(中略)しかし、それぐらいしなければだめだという意見が案外多いんだね、委員の中に」(9月24日、石原都知事定例記者会見)
考え方は理解できるが、条例として取り締まるべき事柄ではないというわけだ。ある風俗雑誌の編集者は、こう解説する。
「東京都は、青少年を対象にした売買春を厳しく取り締まる条例や、ブルセラ、有害図書を規制することで現状に対応しようとしてきた。でも、それでは飽き足らずに『若者の性の乱れはけしからん』と信じる勢力は、クラミジアなどの性感染症が10〜20代の女性を中心に蔓延していることを根拠にして、一気にセックス禁止に持ち込もうとしている構図ですよ」
2002年に都内の教師らが実施した調査によると、中学3年の性交経験率は男子6・8%、女子8・7%。99年の調査より男子1・5ポイント、女子5・4ポイント増加している。都内某公立中学校教諭によると、最近の中学校では、妊娠や堕胎といったトラブルが日常的に起こっているともいう。
「確かに危機感はありますが、条例で禁止しても、彼らの行動が改まるとは思えません。これは政府や行政が介入すべき問題ではなく、むしろ親や学校の教育の問題だと思う」
しかし一方で、ある地方都市の中学校教諭はこう指摘する。
「いま『進歩的』とされている性教育というのは、生徒の前で性器に見立てた試験管にコンドームを刺してみせたりするような実践的なモノ。これには抵抗を感じる関係者も多く、ほとんど行われていないと思います。ですから、今回の条例を『性教育の方針をはっきりさせるためには、良いのではないか』と評価する声も、現場ではよく聞かれます」
オーラルセックスでも感染症はうつるといったことまで教えるのは、まだ難しいと考える教師が多いという。つまり、教育現場で十分な性教育ができないのだから、条例によるセックス禁止もやむなしということなのだろうか。こうした現場の閉塞感を背景に、第2回委員会会合はさらにエスカレート。竹花豊副知事からは、こんな発言まで飛び出したという。
「交通にたとえるなら、ルールやリスクを知らない歩行者が道路に飛び出している現状。中学生かどうかは別にして、その年齢までは性行為はだめだという対応をとるべきじゃないか」
この副知事は、先日から始まった有害図書への小口シール貼りに対しても「(真ん中だけでなく)上下も留めるなど、何とかならないでしょうか」と、さらなる強化を求めた元警察官僚である。いかにゴリゴリの治安維持強行派とはいえ、これはあまりにもお粗末な喩えではないか。
東京都はこれまでも「性器を模した玩具」の販売を届出制にしたり、「青少年が一度着用した下着又は青少年のだ液若しくはふん尿」の売買を禁止するという、変質者の妄想のような条文を増やしてきた。さらに現在、警察庁では全国の青少年のアダルト雑誌所持を禁止する法制化まで進めている。実現すれば、家出や喫煙などと同じく「有害図書」の所持が補導対象になる。
しかし、新しい規制が導入される際には、必ず付いていた「海外ではすでに行われている」というエクスキューズが、今回はほとんど聞かれない。なぜならば、多くの国がこんな人権無視の規制ではなく、現状に即した実践的な性教育を行っているからだ。
東京都青少年育成総合対策推進本部のウェブサイトでは、11月1日から「子どもたちの声が聴きたい!」というコーナーがスタートした。『太陽の季節』知事が正気を保ってくれているうちに、有意義な意見が集まることを期待したい。
(岩田智也)
(サイゾー2004年12月号掲載)
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