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http://www3.nhk.or.jp/news/2005/03/31/k20050331000068.html
米のウガンダエイズ教育 批判03/31 10:25
アメリカの人権保護団体は、アフリカ中部のウガンダで、エイズを予防する唯一の有効な方法は、婚前に性交渉を持たないことだとする教育がアメリカ政府の資金援助で行われていると指摘し、こうした教育は誤った知識を広め、ウガンダでのエイズ対策を阻害するものだとして見直しを求める報告書を発表しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/03/31/d20050331000068.html
アメリカの人権保護団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」が30日発表した報告書によりますと、ウガンダでは、アメリカ政府の資金援助で、結婚前に性交渉を持たないことがエイズウイルスへの感染を予防する唯一の有効な方法だとする教育が、学校などで行われています。報告書は、この結果、多くの学校でエイズについての正確な情報を伝える性教育が行われなくなり、さらに、コンドームは感染予防に役立たないといった誤った知識が教えられていると問題点を指摘しています。そして、こうした教育が感染拡大の抑制に成功してきたウガンダのエイズ対策を阻害し、感染者を再び増やすおそれがあるとして、エイズ教育が科学的な根拠に基づいて行われるよう、アメリカ政府に資金援助のあり方の見直しを求めています。アメリカの政策の背景には、ブッシュ政権の支持基盤になっているキリスト教保守派の強い影響があると指摘されており、報告書をまとめた専門家は、「特定の政治思想が公衆衛生を脅かしている」と厳しく批判しています。
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