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情報衛星小型化へ研究着手 北朝鮮監視強化で政府
政府は、北朝鮮核施設などの監視強化を目的に2010―11年度に打ち上げる「第4世代型」の情報収集衛星を大幅に小型化し、機動性を高める研究に05年度から着手する。地上を写真撮影する衛星が、少ないシャッターチャンスで多くの画像情報を入手できるようにするのが狙い。02年度に打ち上げた現行衛星は重さ約2トン。第4世代型は材質の軽量化や太陽電池パネルの効率向上などで1.2トンまでスリム化させる考えだ。
現在、衛星(光学衛星、レーダー衛星各1基)は時速約2万9000キロで地球を南北に周回。シャッターチャンスは衛星が北朝鮮上空を通過する2日に1回、わずか数分間に限られている。衛星の重量がネックとなって方向転換の動作が遅く、ミサイル基地や核施設など複数の施設を短時間に撮影することが困難だった。小型、軽量化で切り替えのスピードが向上し、北朝鮮上空を一度通過しただけで撮影できるようになるという。
(18:25)
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=RANDOM&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2005011001002776