現在地 HOME > 掲示板 > 戦争65 > 681.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 米提唱の地震支援「中核グループ」構想、消滅へ(asahi.com) 投稿者 いやはや 日時 2005 年 1 月 06 日 12:14:44)
http://www.excite.co.jp/News/politics/20050104225500/20050105M10.078.html
<インド洋津波>自衛隊をスマトラ島に派遣 先遣隊が出発 [ 01月04日 22時55分 ]
政府は4日、陸海空3自衛隊をインドネシアに派遣し、スマトラ沖大地震に伴う津波被災地で救援物資の輸送や医療活動を行うことを決めた。これを受け大野功統防衛庁長官は同日、各自衛隊に派遣準備命令を発した。派遣されるのは、主体の陸上自衛隊が最大200人規模、海空両自衛隊を含めて約700人となる見通しで、海外の被災地に対する自衛隊派遣では過去最大になる。
本隊の派遣に先立ち、現地でどんな活動が必要とされているかを調査する先遣隊21人が4日夕、インドネシアや米軍拠点のあるタイ・ウタパオなどに向け出発した。
派遣はインドネシア政府の要請を受けたもので、陸自はスマトラ島北部を中心に活動する予定。伝染病の感染を防止する消毒薬の散布や被災者の治療に当たるほか、道路の寸断で孤立した被災地域に支援物資を空輸することも検討している。
航空自衛隊はC130輸送機1機か2機を派遣し、インドネシア・マレーシア間などで救援物資を輸送する。海上自衛隊は陸自ヘリの輸送などのため輸送艦1隻と補給艦1隻を派遣する。ヘリ搭載型護衛艦1隻を加える案もあり、この場合、要員の派遣規模は約900人に膨らむ。
このほか政府は4日、遺体の身元特定を支援するためDNA鑑定の専門家3人をタイに派遣したほか、スリランカに医師や看護師ら23人を派遣することも決めた。【古本陽荘】
■日米同盟の姿を先取りした派遣計画
スマトラ沖大地震の救援のためにインドネシア・スマトラ島北部に派遣される陸海空自衛隊の活動形態は、在日米軍が再編された後の日米同盟のあり方を先取りしたものとなりそうだ。
米軍は、タイ・ウタパオに救援活動の拠点を置いている。その中枢である前方指揮部隊(FCE)の大部分は沖縄に司令部を置く第3海兵遠征軍の隊員だ。さらに、空軍のC130輸送機は米軍横田基地(東京都)から、海軍のP3しょう戒機は同嘉手納基地(沖縄県)から派遣されており、救援活動の主体は在日米軍になっている。
防衛庁が自衛隊派遣の動きを本格化させたのは、米軍主体で支援する枠組み「中核グループ」構想が出てからだった。同庁はあくまで「自主的に活動計画を考案した」と強調しているが、実態はイラク復興の「有志連合」のように米国の求めに応じたものだった。
在日米軍再編に向けた日米間の戦略協議が進めば、同盟国としての日本の役割が拡大するのは確実とみられている。今回は、これを先取りする形で「進んで米国に協力する同盟国優等生の日本」の姿を印象付けた。
防衛庁幹部は「今回の救援オペレーションは、テロとの戦いを目的とした今後の日米同盟そのもの」と指摘する。被災地域は、米国が「不安定の弧」と名づけた「テロの温床地帯」と重なるため、救援活動は今後この地域で不測の事態が生じた場合のテストケースになるとの見方だ。
しかし、陸上自衛隊幹部からは「国連も現場で活動している。国連と米国と二つ頭があるんじゃ、やりにくい」(制服組幹部)との声も出ている。【古本陽荘】