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(回答先: テレビ報道はリアルか? 高山義浩 投稿者 外野 日時 2005 年 1 月 03 日 06:37:59)
「テレビと世論」の関係でいえば、僕の思うところは彼とは少し異なる。
テレビでおこなう「世論調査」でいつも思うことは、その結果がテレビの報道や解説が反映されていることが多いということ。つまり、世論の中身は一人一人が”自分でよく考えた”というものではなく、多くはテレビの報道に依拠したものであるということ。
これは情報を得る媒体がテレビ・新聞に偏しているということを考えれば止むを得ないものだともいえる。というのも、自分で独自に考えられるほどの材料を圧倒的多数の人は与えられていない状況で、「答え」を求められており、その結果テレビ・新聞(ほとんどはテレビだと思うが)の論調の映し鏡にならざるをえなくなっている。
これを怠惰というのも酷だろう。一般の勤め人は仕事が終わったあと、世の中で起こっていることの情報を収集する時間などあまり持ちようがないし、今のようにインターネットが日常的なツールになる以前は、そもそも情報を獲得する手段は限られていた(本くらいしかなかった)。
今でもネットに馴れていない人にとってはそうだろう。
テレビ・新聞が信用できる媒体であれば、まだそれでもよいだろうが、そうでないことがはっきりしている以上(知らせるべきことを報じないということも含め)、さまざまな事象に対し「答え」を保留する、ということも一つの対処の仕方なのかもしれないと思います。
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くの人々にとって、メディアに取り上げられない事象は、存在していないことと同じである。現実にわれわれが見聞きできるもの、逆にわれわれが見聞きできないものも含め、すべては、マスコミの世界をコントロールする者たちによって決定されているのだ。(『創られる現実〜ニュース・メディアの政治』マイケル・パレンティ著)
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消費という靄の中で、我々の自己意識はどうなってしまうのだろう?大衆文化に身を埋没させていくにつれ、それを失ってしまうのだ。広告によって提供されたイメージに自らを合わせようと必死になるがゆえ、現実との接触を失ってしまう。
真実のみを伝えようとしているメディアの部門があるだろうか?今でも、新聞やテレビのニュース番組は世界の真の実情を我々に知らせようともっぱら努めているの