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(回答先: 憲法9条・救国トリック説で筆者の堤堯に三国志空城計を指摘 投稿者 木村愛二 日時 2004 年 12 月 31 日 11:04:30)
木村愛二さんのお考えとはまったく違うと思いますが、私が以前読んだ神道の大家、相曽誠治氏の著作「サニワと大祓詞の神髄」(山雅房)という本の44頁から47頁を引用します。
憲法第九条(戦争放棄)は日本人の発案
「外務省の役人から君の著した『天孫降臨の大義』という本を見せてもらったが、君は本当に神様を信じているのか?」
「白鳥先生、わたしたちは神様の子供です。外見こそ人間の姿をしていますが、間違いなく神の末裔です。そうおっしゃる先生御自身も同様です」
「いや、そんなこと言う人に初めて出会った。もう一度聞くが、確信あるのか?」
「もちろんです」
「それではちょっとつきあってくれんか」
「どこへですか?」
「ある街に大変な霊能者がいるそうだ。そこで日本の将来を占ってもらおうと思うのだが」
独りでは心もとないという白鳥にわたしは同行しました。霊能者はおばあさんで、信奉者が引きもきらずに訪れるにぎわいです。ところがそのときはおばあさんが神霊に伺ってもなんら回答がありません。日が悪いから帰ろうということになり、二人ですごすご引き返してきたことがあります。
よしあしは別として、実はそのころから白鳥は神(霊)がかりを始めるようになっていました。応接間で私と話している最中、ひょいと立ち上がっては窓から外に飛びだしたりします。窓の高さは簡単にまたげるほど低くありません。加えて、白鳥は相当な肥満体です。身軽な身のこなしを見て白鳥に霊が作用していることを悟りました。
「相曽君、困ったな。日本は負けるかも知れないぞ」
「わかりますか」
「うん、わかる」
「白鳥先生、今、そんなことを口外すると危ないですよ」
「うん、わかっている」
白鳥がA級戦犯に指定されてからのことです。
「”争うな、戦うな”が皇祖皇宗の教えというのは真理か?」
「もちろんです。戦ってはいけません。戦ったから負けたのではないですか」
「確かにそうだな。初めてわかった。処刑される前に最後の御奉公をしたいのだが……」
「先生、いったい何を考えておられるのですか?」
「ほかでもない、新憲法に戦争放棄をうたうようマッカーサーに英文で手紙を書いたのだ」
「先生が直接渡すのですか?」
「いや、じかでは先方も受け取らないだろう。大先輩の幣原の所へ持っていく」
こうして幣原喜重郎首相の所に戦争放棄の原案が持ち込まれたわけです。幣原は外務次官や外務大臣などの外交官畑を歩いてきた政治家です。終戦後の一九四五年十月、首相に就任し、占領軍の政策に従って憲法の改正に着手しました。
幣原は白鳥の発案であることを極秘にし、戦争放棄の案をGHQに提出します。この秘話を知っているのはほんの数人だけです。戦争放棄は進駐軍から押し付けられたと世間一般では考えられていますが、実は白鳥敏夫の発案だったのです。
幣原の子息はかって獨協大学の教授をしていましたが、このいきさつについては全く知りませんでした。
「父は戦争放棄の原案には全く関与していません。日記や書き残したメモにも全くそのような経緯は見当たりません。何かの間違いではないでしょうか」
幣原はそこまで慎重に事を運んだのでしょう。
ただ、白鳥の後輩に当たる外交官がわたしの話に近い内容を週刊誌で発表したことがあります。幣原やわたし以外にも白鳥から胸中を打ち明けられた人がわずかにいたのでしょう。
現行憲法の第九条、戦争放棄は神界のおぼしめしです。