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(回答先: Re: 12月18日のNHKスペシャル アルジャジーラVSアメリカ 投稿者 外野 日時 2004 年 12 月 19 日 02:24:32)
外野さん、いつも、貴重なコメント・情報拝見しています。
私も昨日のNHKスペシャル、途中まで見ました。最初約、一時間は、米軍側の従軍記者のもの。貧しいある地域の州兵が、訓練もろくにされず、米軍兵士となってイラクの「自由と解放」作戦に駆り出される様は、胸糞が悪くなりつつ、あからさまな嘘が分かる今となっては、検証資料として、十二分に価値を感じました。
後半、アブグレイブ刑務所で虐待にあったイラク人記者の証言をはじめ、ファルージャの生々しい、地獄の映像が胸に突き刺さりました。ここで、いくら言葉を駆使しても、平和な日本国家に住んでいる私達は、生の映像を突きつけられない限り、目が覚めません。私は、早くから、このアルジャジーラには注目しつつ、米軍の妨害等が心配でしたが、案の定、こうした真実を報道するものは、消されていくのですね。
「戦争で真っ先に死ぬのは真実」というのは本当です。
いまや、戦況激しいイラク、そして、米国と日本の経済は、戦費のあおりで、どん底に向っています。日本の無能政府は、いけいけどんどんで、日本国内を混乱と恐怖作戦で糊塗していきます。今朝早いテレビではあの塩爺とやらが「メディアは増税をあおりすぎるのでね、本来の元に戻すのだから」と、ちょうちん言説をたれてました。戦争煽りメディアには、何の苦言を呈さず、あと、自分の数年の余生さえ潤えばよいのか、なんとも、能天気なジジイ発言でした。
90歳の本多立太郎さん(戦争出前噺を20年近く全国行脚)や週刊金曜日等には70代の方々の戦争の本質をついた投稿が載ります。ほんとうに、年齢・性別・体験問わず、こういう状況の最中、人間の質が問われます。寡黙であれ、饒舌であれ、その人となりは、自ずから明瞭になるこの時代性です。
ともかく、NHKは、ここ阿修羅での議論も一役かったと思うのですが、今後は、良質の番組に必死でしがみつくことでしか生き残れるとは思えません。朝日もNHKもその他メディアも、戦争政策の中で、工夫に工夫を重ねながら、縛りのなかから、真実を届ける智恵を編み出して欲しいと思います。そのためには、我々民衆が、こころの視点をどこに置くかです。まずは、今回のNHKスペシャルは、不完全ながら、十二分に意義のあるものでした。