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(回答先: クウェート:空自、武装米兵らイラクへ空輸 [毎日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 12 月 09 日 01:18:53)
http://www1.jca.apc.org/aml/200406/40196.html
本の紹介
[憲法9条と専守防衛]
箕輪登+内田雅敏(弁護士)
梨の木舎 1400円+税
FAX 03−3291−8090 TEL03−3291−8229
箕輪登さん(自衛隊イラク派兵差し止め訴訟原告)のお話し
一部紹介
過去、東郷平八郎は清国兵の乗った船を撃沈させた。ところが
イギリス船籍であったことから大問題が起こった。
イギリス外務大臣から「賠償せよ」と公文書が届いた。
ところが東郷のやったことは国際法から見てイギリス船籍であっても清国兵を
乗せていたから、これは敵と見ていいんだ。それはイギリスが悪いんだという
ことが発表された。
日本の航空自衛隊がイラクで米兵・米軍物資の輸送をしている場合は
国際法からみて攻撃されてもいい、攻撃してくださいというのと同じでない
ですか。(一部略)
紹 介
テロ特措法・海外派兵は違憲市民訴訟の会(石垣)
http://www.hahei-iken.org/hahei-ikenindex.htm
本紙掲載2004年11月21日
ウッドハウス暎子著 日露戦争を演出した男モリソン 上・下
三浦展著 ファスト風土化する日本
高橋哲哉著 教育と国家
クイズです。戦争に臨んで「皇国の興廃、この一戦にあり」と叫んだのは誰でしょう?
答えは日露戦争の日本海海戦における東郷平八郎・連合艦隊司令長官。そして百年後の今年二月、ペルシャ湾に向かう自衛隊隊員らを前にして、玉沢徳一郎・元防衛庁長官が同じセリフを口にした。
日露戦争ブームなのである。終戦記念日の靖国神社では、「白人に有色人種が勝った初めての戦争」と讃(たた)えられていたし、永田町には当時を美化しまくった「日露戦争に学ぶ会」も発足した。
大河講談小説が史実と混同された迷惑以外の何物でもない。『日露戦争を演出した男 モリソン』もまた、ブームを当て込んだ文庫化ではあるけれど、世界史における日露戦争の意味を知るにはもってこいの労作だ。
要はロシアの南下、満州進出が疎ましい欧米列強が、手駒よろしく日本をぶつけた構図。とりわけロンドンタイムズの“戦争屋(ウォーモンガー)”ことG・E・モリソン北京特派員の活躍はめざましく、その日記には「ああ、神様、戦争を起こさせ給(たま)え」とまで書かれていたというから凄(すさ)まじい。
ロシアの脅威を最も強く感じていたのは他ならぬ日本だった。何もかも踊らされた結果でもないのは当然だが、米国のルーズベルト大統領が息子宛(あて)の書簡で「日本はわれわれの戦いを戦ってくれている」と告白していた事実が、目下の戦争とそのまま重なってくる。
著者のスタンスが曖昧(あいまい)な嫌いがある。櫻井よしこさんの解説ほどには、“国益”がすべての視点でもない。ともあれ現代の政治屋どもが憧(あこが)れてやまない戦争の本質が抉(えぐ)られた意義は実に大きいのだ。
となると警鐘を乱打し続けてきた哲学者の『教育と国家』が読みたくなる。近年の教育改革が国家なり多国籍企業の利益のために子どもたちの身も心も捧(ささ)げ尽くさせる以外の目的を持ち合わせていない実態を思い知らされて唖然呆然(あぜんぼうぜん)。
『ファスト風土化する日本』で仕上げといこう。全国一律の大衆消費社会がもたらす荒廃さらには人心のほとんど壊滅が、おそらくは諸悪の根源だ。大型ショッピングセンターがやって来た街は液状化していくとの洞察が深い。世の中は戦争屋や大企業の利益のためだけにあるのではないことを確認しよう。
http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=7104