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(回答先: Re:横田めぐみさんの生死をハッキリさせたくない理由を問おう (長壁満子)←文章に不適切な所が在ります。 投稿者 こんな現実はやだ 日時 2004 年 12 月 10 日 14:14:02)
こんな現実はやださん、ご指摘ありがとうございます。
お２人の熱烈なエールにひきつづき、冷静な指摘、こういうのが掲示板の健全さというのでしょうか。
下記、コピー
＞＞冷酷でとてもまともな人間のやることとは思えない金正日（横田夫妻）
＞権力を持っている金正日と、その権力で人生を滅茶苦茶にされた横田夫妻を同列に扱う事を私は容認できません。
訂正願います。
私の感覚では、同列に扱っているつもりはありませんでした。ただ、テレビで、これ以上の厳しい表現での、北朝鮮批判が強調されていました。私は、当然、当事者でもなく、北の事情を詳しく知る立場にいませんので、在日や民主的な北朝鮮専門家の方のお話などを通して、私なりの考えを述べるためには、文脈上、横田さんのセリフを引用せざるを得ませんでした。
＞拉致被害家族の当事者に、北朝鮮の民衆にも思いを致せなどとは、どだい無理な話だと思います。拉致被害家族が感情的で近視眼的な発言をしたからと言って、それは、精神的に追詰められている親として、ごく普通なあたりまえ言動であり、個人名あげて権力を持たざる被害者を非難する事は、弱者に対する配慮の欠如であり長壁満子さん
らしくありません。
申し訳ありませんが、この問題は、もう、３年前以上から日本国内を席捲し、横田さんたちの長い苦痛は、３年前から日本国民にあきらかにされ、本なども出版されています。
曽我さん、地村さん、蓮池さんとともに、テレビ、新聞、雑誌等、十二分に、それまでの黙認のつけは、一挙に明らかにされました。誰も彼もが、？と思うような、情熱的な方法で。前者は、それなりの進歩はありました。家族の方は日本にこられ、生活支援なり政治的な解決もできています。ですが、おどろおどろしい北の内実を暴くことで、何が解決されたのでしょうか。私は疑問に思います。否、北朝鮮をかつての仮想敵国とすることで、有事法案は立派に成立し、無理やりにでも、平和憲法を捻じ曲げて、わが自衛隊は軍隊としてイラクに侵略軍としていっています。「北の脅威には米国に守ってもらわねば」というのが、当時の合言葉でした。反戦をいう私が、担当会社から排除されたときの人事部長の言葉です。
横田さん夫婦の言動が、「救う会」とやらの支援団体、また、政治的にそうとう利用されていることをあなたは、どう思っていらっしゃるのでしょうか。
私が、いつも、口にすることばがあります。甘んじるということです。
たとえば、私達は日々の生活に甘んじています。私は、米国資本に影響される会社で働いています。米国がよくならなければ、私はこまる立場です。ですが、私は、そのまま、甘んじるつもりは毛頭ありません。今日もまた、「世界の平和論」をやってきました。ドル商品の研修にかこつけて。
上記、横田さんを非難しているとおもわれるのなら、仕方がありませんが、横田さんは、もう、十分、その立場は、権力者の位置に属する方です。テレビでの言動、新聞での言動、すべてのメディアが大きく扱います。私の言動など、ただ、どこかの中年オバンのものです。しんぶん赤旗でさえ、無視です。
そして、また、ＴＢＳは、銀座で１００人に聞くと称して、経済制裁賛成の面々を誘導していました。横田さんの映像をみて、北の残酷さを理解すれば、よほどの勇気がなければ、反対などといえないでしょう。また、５人の反対者がいたようですが、当然、反対者の意見は聞きません。それでは分が悪いと思ったのでしょうが、一人、青年の優しげな言を採用していました。
それにしても、経済制裁経済制裁と皆さんおっしゃいますが、輸出入をとめるということは（詳しい方はフォローお願いします）、それに携わる方々もつまり、日本国民もそうとう痛手を被るということです。結果的に、北朝鮮の国に制裁的な影響が出たとしても、いまでさえ、「国民よりも自らの保身を優先する金正日」なのでしたら、さらに国民の餓死が大量に出るということになります。
この辺の矛盾を、皆さんは、どう考えていらっしゃるのでしょうか。
私は、今回の投稿で、横田さん夫婦を非難するためでも、北朝鮮を擁護するためでもなく、北朝鮮を軸に、日本がとんでもない方向に、確実に動いていることを視野にいれて物事を考えなければ、日本はこのまま、沈没してしまうのではないかと思っているのです。
あるかたは、「北のテポドンなんてものでなく、日本の原発問題こそが、脅威であり、核の廃棄物などの処理問題ひとつとっても、日本のみならず、韓国や北朝鮮、中国にとって、どんなに脅威であるか、つまいり、原発事故ひとつとっても、一歩間違えば、日本周辺国に取り返しのつかない迷惑をかける」と、いっていらっしゃいます。
ちなみに、その専門家の教育関係の方です。
だいたい、私達は、ほんとうに、近視眼的に物事を考えすぎていないでしょうか。
たまに平和の問題を話すかたでさえ、仕事仲間ですが、「横田さんのお父さん、テレビで見たけど、可哀想ね」です。この期に及んで、可哀想とか、という問題でしょうか。ファルージャで、イラクで今も死体は放置され、死臭の漂う街で、生き残った人々は、米軍とたたかっているわけですが、そうした人々はどうなのでしょうか。やはり、可哀想なのでしょうか。自衛隊派兵の延長がきまりましたが、私達日本国民は、このようなとんでもない政府の決定に、抗わないのでしょうか。イラク人を殺す武器の緩和に賛成し、大量の人殺し兵器の技術提供に唯々諾々と従い、軍国国家を推進する、自民党、公明党、民主党に票を入れます。対する毅然とした政党が無いことはわかりますが、ならば、つくり出すしかないではありませんか。
最後に、千村さんは、手記を発表されましたが、自らの苦しみと同時に、強制連行され、家族と離れ離れにされたアジアの人々の苦しみにも思いを馳せられていました。私は、その手記にいたく感銘をうけ、さざなみ通信に引用させていただきました。
結局、ひとが、それぞれの立場からものをいうとき、どれだけの地平を意識するか、できるかということではないでしょうか。日本という狭い地平からの物言いは、今や通用しないのではありませんか。
私は、北朝鮮が、イラク戦争を糾弾し、イラク戦争がはじまるや口をとじた気持ちは分かります。アメリカが、イラク、イランと北朝鮮を悪の枢軸としたことを覚えています。北朝鮮の再々のコメントはアメリカの「不可侵条約」でした。
なにやら、イラクでの「ファルージャから米軍は撤退を！！」のメッセージとダブってきませんか。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。