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カナダが脱走米兵の亡命請求を初審査
12月6日(月)
トロント(AFP)
イラク戦争が始まってから初めて、トロントの移民局は、カナダへの政治亡命を求めるアメリカの脱走兵、ジェレミー・ハインズマンのケースを審査している。
この26歳の元落下傘隊員は、妻と3歳の息子を連れて移民および難民規約の委員会に現れた。
外では何人かの反戦主義者が横断幕を掲げて「彼を送還するな」と叫んでいた。
すでにアフガニスタンに勤務したこの元82空挺部隊の兵士は、良心による兵役拒否が受け入れられなかった後、今年初めにカナダへ入国した。
委員会はジェレミー・ハインズマンから三日間にわたって口頭弁論を聴くことになっている。彼はイラクへ戦闘に行くことを拒否している。不法な戦争であり、人権を犯すものと考えるからだ。そしてもし米国へ送還されれば迫害されることを怖れ亡命を求めている。
今は、70年代に若い米兵がベトナムでの兵役を逃れてカナダ国境に殺到したころと違い、脱走兵の大量入国はない。脱走兵を支援しているグループによれば、約1ダースほどが密かに難民としているという。
委員会は、ジェレミー・ハインズマンが米国で勾留されたら“残酷で異例な”刑罰を受けるのかどうかを検討しなければならないが、すでにアメリカの攻撃の“不法性”は、この件とはまったく関係ないと判断している。
ハインズマンは、米軍のイラク市民に対する故意の殺人に加わった元海兵隊員を証人として申請している。
法律家たちによれば、彼が亡命できるチャンスは非常に薄い。過去アメリカ人を難民としてカナダが受け入れたケースはない。ベトナム戦争の時代でも、脱走兵は兵隊という身分を隠して移住を求めたのだった。
何にせよ、上訴に上訴を重ね、政府にも訴えかけながら、ハインズマンは最高裁まで行くかもしれない。そこで何年もこの国にいられるわけである。
http://www.lefigaro.fr/perm/afp/mon/041206200942.dl0ii8lx.html