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シリン・エバディさん:
教育資金が自衛隊派遣費に−−都内で会見、イラク駐留批判
昨年のノーベル平和賞受賞者、シリン・エバディさん(57)が24日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見した。イラン革命を機に裁判官から反体制活動家の弁護も行う弁護士に転じ、女性の人権問題などに取り組んできたエバディさんは、核開発問題やイラク問題に触れ、熱っぽく平和を訴えた。
イランのウラン濃縮中止については、広島の原爆を例に挙げ「世界は核兵器を必要としない。イランは持つべきでないし、欧州連合も米国も必要でない」と語った。
イラク問題では「民主主義は、緊急に輸出するものではない。爆弾を落としてもたらすものでもない」と米軍を皮肉り、米国が「民主化」を掲げながらも石油利権を狙っている姿勢を非難した。自衛隊の駐留継続に関する質問には机をコツコツとたたきながら「何百万人もの子供たちが学び続けられる資金を軍に投じている」と答え、ペルシャ語から突然英語になって「これは男のやり方だ」と言い捨てた。
過激なイスラム教徒による治安悪化についてただした欧州の記者には「イスラム教徒の子供たちは学校で仲間はずれにされ、誇りを傷つけられ、やがてはテロリストになっている」などと説明し、差別や貧困の問題を指摘した。【小谷守彦】
毎日新聞 2004年11月26日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/kokkai/news/20041126ddm007040058000c.html