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Re: 研究をしたければお好きにやって下さい。
http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/991.html
投稿者 ワヤクチャ 日時 2004 年 11 月 27 日 13:30:22:YdRawkln5F9XQ
 

(回答先: 研究をしたければお好きにやって下さい。 投稿者 高弘 日時 2004 年 11 月 27 日 00:38:55)

高弘様 はじめまして、ワヤクチャです。

>研究をしたければお好きにやって下さい。
http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/972.html
>投稿者 高弘 日時 2004 年 11 月 27 日 00:38:55:xZLbWxvRf/mrs

>(回答先: Re: アメリカの大統領選はアメリカ人の問題ですから 投稿者 September15 >日時 2004 年 11 月 26 日 22:40:07)


>September15さんが、自分に対して何が言いたいのか良く分かりませんが、
>イラク戦争が正しいかどうかの判断を下すには明確な基準が必要になります。

私は戦争は全て悪だと思っております。
テロも悪ですが、戦争も悪です。
すくなくとも他国へ軍隊を派遣して戦闘を行う事は悪であると考えます。
戦争がもたらすものは殺人と支配です。
アメリカ国民が自分の生活を守る為にイラク国民を殺したり支配してもいいという理由はありません。

また、テロという言葉自体、最初から誰がやったのかの判断がされていて
根拠なき断定であると思います。
まさかアメリカ政府自体が自作自演でテロをやるはずが無いという事が前提に
なっております。
私はアメリカ政府ならば自国民を犠牲にしてででも政治的な目的を達成しようと
すると思います。
アメリカ政府はアメリカ国民の為に存在しているのでは無いからです。
もろん建前は違いますが。

9.11事件はオサマ・ビンラディンが関わっていたとしても
アメリカ政府の協力なしにあのような大規模な事ができるとは私は考えにくいのです。
ペンタゴンへ突入したものは旅客機では無いようですし。
従って、9.11事件以降にブッシュが行ったアフガンやイラクに対する攻撃は
不確かな断定に基づく攻撃であって、所謂「テロ対策」になっているかどうか
すらはなはだあやしいものです。
そもそも戦争という手段でテロリストを追い詰めようという事自体
方法論として間違っていませんか?
テロリストが米軍の攻撃を座して待つとは思えません。
いくらでも逃げられるでしょう。
現にビンラディンは未だに捕まっておりませんし、殺害もされていません。
これで、なんでテロ対策として有効だと言えますか?
ですから、アメリカ国民がテロ対策としてブッシュを選んだのだとしても
その判断が正しいかどうかは、また別個に考えなければなりません。
アメリカの動向は世界中に影響を与えるのですからアメリカ国民の判断が間違っているの
でしたら我々はその事を主張すべきです。
選挙の不正が行われたという事も色々とこの掲示板でも出ていましたよね。

>その基準が反戦派サイドから全く示されない訳ですから、はっきり言って話になりません。

戦争に正しい戦争と間違った戦争があるのかという事を問わなければなりません。
自国が攻められた時にやむを得ず反撃する事は現時点ではぎりぎり必要かも知れません。
しかし、他国へ軍隊を派遣する事が一体どのような根拠で正当化できるでしょうか?
復興支援をするのであればそれは軍隊の役割ではありません。
武器を持っていくのであれば戦闘を想定しているわけでイラクに派遣されている
自衛隊は復興支援と軍隊の二重の性格を持っているのです。
これは欺瞞であり、実際には米軍支援もしているし、復興支援は国民向けの
カモフラージュの役割も合わせもっているのです。
いざとなったら戦闘行為に及ぶと私には思えます。
復興支援の為の戦闘という欺瞞が行われるでしょう。
こういった事に私は反対です。
イラク国民から反発を受ける事必至だからです。
現在でも序々に自衛隊と米軍を同じ穴のムジナと考えるイラク国民が増えてきている
でしょう。
かつてあったイラク国民の中の親日感情とはアメリカと戦争を果敢に戦って原爆を落とされた被害国という同情心があったのではないでしょうか?
それが現在ではアメリカのポチに成り下がり軽蔑されるようになってきていると思います。

>賛成派は、『イラクの民主化』『フセインによる独裁体制の打倒』を主目的として
>容認しています。

米軍によってイラクは民主化されるのでしょうか?
フセインを倒せばイラクは民主化するのですか?
そんなに簡単な事でしょうか?
フセインはまだ世俗的な宗教色を薄めた政権でした。
イラクの宗教的状況下ではイスラムを押さえる事は大変難しかったでしょう。
しかし、フセインは強権的ではあれ、イスラムを抑制してきたのです。
それを、米軍がやってきてとっぱらった事により、イラクのイスラム勢力はかつてなく
勢いを増しているでしょう。
という事は今後できる政権はフセイン時代よりもイスラム色の強いものになると
予想できます。
イランのようになる可能性が大きいという事です。
これで民主化なんですか?
「フセインは独裁」だから「フセインを倒せば民主化」っていう単純なものでは
無いのですよ。
そのあたりあなたはお考えでしょうか?
まして、独裁制を倒すのはその国の国民の役割であり、
他所の国が軍隊を派遣して独裁制を倒すという方法を容認するわけにはいきません。
それは独裁制よりも酷い、他国による軍事支配に他ならないからです。
例えば日本がまかり間違って独裁制になってしまった時に米軍に攻撃して欲しいとあなたは思いますか?
独裁制になったとしてもそれは日本国民の選択の帰結です。
一部政治犯を迫害したり多くの国民に犠牲を強いてでも
ある一定の方向に国を動かそうという決意の表れです。
その結果に対してアメリカに軍事介入をして欲しいとは私は思いません。
大日本帝国自体も日本国民の一定の選択の結果としてあったのです。
アメリカに原爆を落としてくれてありがとうという気にはなれません。
現に天皇制は名残として残っております。

イラクの現体制はフセイン時代よりも酷いという話も色々イラクから伝わってきておりますし。
実際酷いでしょう。
ファルージャに対する米軍の攻撃がフセインの独裁体制よりもマシとは思えません。
反米派を全て鎮圧すればイラクは民主化する?
それはアメリカの傀儡政権下の国でしかないのですよ。
とても民主主義などというしろものではありません。

ところで民主主義と独裁制は全く違うものだと考えられておりますが、
フランス革命やナチス誕生の経過から見てもあきらかなように、
民主主義は独裁制の台頭の抑制に必ずしも成功しません。
このことはよく分析する必要があります。
長谷川さんとかいう方が「民主主義とは何か」という本の中で
フランス革命の経過説明の中でこれらの事を述べていました。

>賛成派の意見は選挙によって多数派となり、反戦派は惨敗した筈です。
>要は反戦派は負けたのです。

ケリーのイラク政策もブッシュと似たりよったりでした。
反戦という選択は無かったのですよ。
それで反戦派は惨敗ですか?
アメリカ国民には戦争をしないという選択肢は与えられていなかったのです。
マスコミによってアメリカ国民は洗脳されているのです。

我々は全員多少なりともマスコミの影響を受けております。
それで阿修羅掲示板の役割が重要なのです。

>だから黙って無条件で従うのが筋でしょう。

選挙結果に「黙って無条件で従う」という態度で世の中よくなると思いますか?
それは言論の否定です。
それでは世の中よくなりません。

>今更反戦を唱える人間は、変人かヒマ人だと思われるのがオチです。

戦争は人を殺すから反対なのです。
それが何故変人やヒマ人になりますか?

>>大手メディアにおいて、社説等では大統領選を疑問視していないことは
>>よりどころにするが、疑問の根拠となる多くの事実が報じられていることに
>>ついてはその可能性さえ認めようとしない。

>これは単に票を数え直せば済む話でしょう。
>しかしそれをいちいちやっていたらキリがありません。

疑惑があるのであればやるべきですよ。
それでこそ民主主義ですよ。

>アメリカの大統領選が公正に行われたという前提が
>なければ選挙そのものが成り立ちません。

そんな前提なんか無いのですよ。
不正が行われる事は常にあり得る事です。
電子投票で数字を変えるぐらい簡単な操作でしょう。
それをどうやってチェックするかが問題です。

>疑惑を追及するのは結構ですが、何処まで行っても
>推測の領域を出ませんから時間の無駄です。

「何処まで行っても推測の領域である」と断定する根拠は?

>>たぶん米大統領選と大量破壊兵器が関係あると思っている人は多いですよ。

>関係は無いです。
>米大統領選の争点は、ブッシュに次の4年間を託すか否かだけです。

イラクに大量破壊兵器は無かったのです。
となればイラク開戦の理由は失われたのでは?
アメリカは大量破壊兵器を始末しないといけないからという事で
あせって開戦に踏み切ったはずなんです。
でも、なかった。
途中でフセイン政権が独裁だから打倒してイラク国民を開放しないといけないと
言いました。
だったら、フセインが逮捕された以上もはや米軍がイラクにいる理由は無いはず。
なのにまだ居残り続けて反米勢力と戦争をやっております。
これはイラクの民主化の為ではなく、反米勢力を打ち砕かないと新政権が反米的に
なっては元も子も無いって事でしょう。
しかし、この日増しに増大するかに見える反米勢力に果たしてアメリカは勝てるのか?
あやしくなってきたというのが現状でしょう。
話がそれましたが、大量破壊兵器も無く、イラク統治にも失敗したアメリカは
無名誉な撤兵しか道が無くなりつつあるのです。

>そして民意は、ケリ−ではなくブッシュを選びました。

ほとんど違いが無かったからキリスト教原理主義の票の分でブッシュが有利になった
のかも知れません。
しかし、本当の選挙結果はまだ藪の中だと思います。

>選挙というのは、良いか悪いかを判断するのはなく、
>誰を選ぶかという意思に基づいて行われます。

そうです。

>反ブッシュというだけのケリ−が敗れたのは当然といえば当然でしょう。

対立候補の事を批判するのは当たり前でそれはブッシュもやった事です。
問題は政策的な相違がほとんど無かったという事でしょう。

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