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(回答先: イタリアからの貴重情報、感謝。ただ「テロリスト」で気になる点が・・・ 投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2004 年 11 月 22 日 21:16:59)
9.11以後、「テロリスト」あるいは「テロリズム」を厳密に定義し、かつ個々の事象についてそれが「テロリズム」「テロリスト」というコトバの範疇にはいるかどうか、"絶対に正しい"ことを言える人間がいるんだろうか?と思ってます。
一般社会においてでさえ情報は氾濫しコトバも溢れかえり、かつて持っていた言霊的力を言語が失いつつある時代に、政治的に巧妙に乱用され尽くしコトバとしての本来的存続意義を失った単語のひとつが「テロ」「テロリズム」「テロリスト」だと感じます。
>● アル・カイダの虚像と実像 ラベルか組織か - Olivier Roy(国立学術研究センター研究部長)(電子版メディア「日刊ベリタ」に掲載、2004年10月16日、有料)(また岩波書店の「世界」誌2004年12月号が同じ記事を「アルカイダとはブランド、それとも組織?」の題で掲載)
http://www.diplo.jp/liste04/0409liste.html
↑まさしくこういう感じ。
イタリアでは(ほとんどのTVメディアは論外として)少なくとも中道左翼より左側のメディアでは、バルサさんの言う、いわゆる「陰謀論」を自己免疫反応的に避けているという印象はありません。ただ日本語メディア(特にネット関連)で大々的に論じられているほど、今様の「陰謀謎解き」に夢中になっているといった感じもないです。というか、むしろそういうのはあって当たり前とイタリア人は知っているのでしょう、自分を鏡で映してみれば(笑)。いにしえのローマ時代から陰謀だらけ、それがあってあたりまえのイタリア政治史ですから。
最近で言えば、たとえば有名なフォンターナ事件にしても、いわゆる「テロ」とか「無政府主義者」がテーマのここまでやるかよ?って感じの政治的謀略事件。
なんか議論版へgo!ってかんじなんで、このへんで。