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(回答先: 一つのゲームが終わったかーー共産党が本気なら・・・ 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 11 月 20 日 10:45:01)
長壁さん、こんにちは。
共産党への期待する気持ちはわかりますが、現在共産党は改定した綱領(主体的には戦略)に則って、「本気で」「天皇、皇后両陛下出席の晩さん会に同席」いているんですよ(毎日新聞 http://www.asyura2.com/0411/senkyo6/msg/720.html)。こっちのほうにはるかに関心があることを示して余りある。
「改定問題とは別。これまで『天皇と同席しない』という方針を立てた経緯はない」(前に同)などと詭弁を弄して破廉恥に居直っているゆえにイラク問題など眼中にないことは確かです。改定綱領にもとづき行動していながら「改定問題と別」などなぜいえますか。ポチ公の靖国参拝の論理とまったく変わらない。これが国民の反戦意識(直近の例ではイラク・ファルージャ)に水を差す行為であり、「綱領」さえ軽いものとして捕らえていることを露呈したもので、共産主義者としてのモラルが問われる重大問題じゃないですか?
政府・官僚の詭弁や屁理屈を痛烈に皮肉ったのが毎日の社説です。
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http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/475.html
>だが成文の法律になり、頭の中で法律解釈する机上の論となったとたん、「そんなこ
>とがどこに書いてある」と奇妙な役人の法解釈がまかり通る。したがって、法律上自
>衛隊の撤退は、現状でありえないという解釈が政権内部だけで確定する。
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不破・志井の居直りは共産党の独善的な官僚主義丸出しであって、綱領を改定して浮動票を狙ったが、昨秋の衆院選、今夏の参院選の大敗北を受けたがゆえに、展望喪失の状態にある。それゆえこの二人は右へ大きく揺れまくり、しかも腹の中ではイラクの武装勢力(多くの市民もこれに結集していた)をテロリストと認識しているがゆえに、国連幻想にしがみついているだけ(しかし国連はいまやスキャンダルで大揺れ)。
いいですか、ファルージャの武装勢力が1000人から6000人であると、幅を持たせられて報道させられていたが、これも11月10日以降は勢力の数については言及がなくなった(米軍の発表がなくなった)http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/164.html。
これに対して殺害された「武装勢力」については「武装勢力側の死者は1600人=イラク政府」http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/340.html(11月17日)。
しかも武装勢力のほとんどがファルージャから居なくなったということは何を意味するのか。
そしてアラウィは、あれだけファルージャに砲弾の雨を降らせ、化学兵器を使用した上で「市民の犠牲者は20人」http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/189.htmlとコメントして終わりです(11月15日)。実際は、「ファルージャ壊滅、街に数百の遺体 電気・水道も止まる」 (asahi.com)http://www.asyura2.com/0411/war63/msg/148.html。「数百の遺体」とは、米軍狙撃兵が動く標的はすべて狙い撃ちしていたわけで、市民もそのターゲットであった。しかも戦車の弾除けに市民を使っていた。
他にもいろいろ検討すべき材料があるのですが、少なくともこれだけから判断するに、米軍・アラウィの目論見はわかるってもんです。
最大6000人とされた「武装勢力」が市中心部へ米軍・傀儡イラク軍を引き入れる戦術で「もぬけの殻」になっていたとされるが、大方の「武装勢力」は市を脱出していた。すると浮かび上がるのは市民が武装していたということになります。しかも女性・子供・老人を含むすべての「遺体」が、市民としては20人の犠牲者であれば残り数百は「武装勢力」としてカウントされているわけです。むしろ殺害された1600名はほとんど市民なのじゃないか。その中には武装していた人も居るだろうけど米軍・傀儡イラク軍にとってどうでもよいこと。ファルージャという市自体が米軍の占領に反対して戦ったのだという事実が推論できるわけです。だからこそ米軍はありとあらゆる爆弾でファルージャを市民ごと壊滅させたのでしょう。銃をもって立ち向かう市民もそうでない市民もすべて抹殺の対象だったわけです。そこまでしてイラクの選挙をデッチアゲたいのが米軍です。
このような状況には共産党は頬っかむりして少なくともしんぶん赤旗では11月9日まで、ただただファルージャ攻撃の記事を載せるだけであった。見殺しです。共産党の論理によるならば武装勢力は「テロリスト」である、しかしその「テロリスト」には市民も含まれていたという事実(つまり市民の死者は20名のみとアラウィが言明したことから市民の遺体は武装勢力の遺体にカウントされている)には目もくれていないのが共産党なわけです。
このように書いたからと言って長壁さんの人格攻撃しているわけではありません。
現実の共産党はファルージャ虐殺に対する大衆的な取り組みはしておりません。