現在地 HOME > 掲示板 > 戦争63 > 322.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: Re: 憲法は平和外交の指針です 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 11 月 16 日 17:48:55)
長壁さん、11月17日の未明ですが、レスが遅れて失礼しました。
かわもと文庫の川本さんからはテキストは自由に使ってくださいというありがたい言葉を賜っております。
「文庫」に対象化去れた川本さんの思想は、ある面では辺見庸さんを想起させるような鋭い突っ込みがあるので私にとっては「思考の糧」です。
ごくごく当り前のことをごくごく当たり前に書いていらっしゃるのですが、それが現在的には右翼の目の節穴から見れば偏向だというわけでしょうね。
たしかに1980年頃までは憲法改正なんて言葉はあまり聞かれなかった。
憲法があるからこそ、米軍基地が存在して間接的な侵略y加担をしていたが、韓国のように直接的にベトナム戦争に加担することもなかった。朝鮮人慰安婦も南京大虐殺も強制連行も旧日本軍と政府が侵略戦争を行った結果として受け取られていた。
内政でも明治憲法が天皇に大権あり、国民は臣民だなんて、規定され基本的人権も極端に制限され、そのもとで治安維持法や国家総動員法が施行され、軍部と財閥の政治が国民を強権的に弾圧した。このことがかの中国侵略と太平洋戦争を許したのだという痛苦な現実です。
このような反省がなんで自虐史観なんだ。
殺人(大量殺戮。アジア人民2000万人を殺した)を犯してあとから居直っているだけじゃないか。
恥知らずな連中が今の政治を牛耳っているわけだし、これに唱和するのが心情右翼であり現代的にはネット右翼です。
彼らは憲法改正(改悪)を語るときには必ずこのことを隠蔽する。2000万人を殺しておきながら「大東亜戦争」は「聖戦だった」なんてほざいている。南京大虐殺はなかった、などと平然と嘯く。
それゆえ憲法自体が歴史的規定性を有していることが明らかなのに、そんなこと彼らにとってはどうでもよいことであるとばかりに歴史を覆すことに現を抜かす。そして今度は日米同盟をよりどころとしてまたぞろ侵略の芽をもたげている。現実的には日米同盟にもとづく限り「世界中」を侵略しようとしている大変に危険な思惑を孕んでいます。
平和憲法について真剣に考える川本さんの姿勢に深く共感を有しております。